情報は集めるな!

著者 :
  • マガジンハウス
3.09
  • (5)
  • (15)
  • (39)
  • (14)
  • (2)
本棚登録 : 223
感想 : 27
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838720873

作品紹介・あらすじ

情報を集めるヒマがあったら、遊んでおけ!収集より経験、情報は向こうから来る、六本木でなく、北千住、100人のコピペより1人のイブ、東京のことは地方人に聞け、前じゃなく、後ろを見よ。他、本物のネタに出会う16の極意。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【引用】
    ・情報は収集しなくていい。より多くの情報に”触れる”ことである。
    ・大事なのは記憶の棚にいかに多くの情報をストックできるかである。
    ・情報収集で一番大切なことは”興味”を持つことである。興味さえ持てば自然と情報は集まってくる。
    ・才能ある人間はほとんどいない。逆にいえばその他大勢のコピー人間といくら交わったところでそこから得られる情報はたいしたことない。
    ・付き合いの広さは自慢にならない。大事なのはたった一握りのオリジナルと付き合うことである。

    後藤新平 満鉄、東京市

  • 情報は集めなくてよい。
    シリーズものは1巻(話)でよい。
    アーティストは1stアルバムが最高傑作。
    映画は最初の1分で見てもよいか、どうか判断できる。

    うーん、確かに当てはまる部分もあるが、そうでない点も。

    とはいえ、自分が一生のうちに得れる経験にも限度がある。
    私たちは意識しようとすればする分だけ(それがいい、悪いは別)情報があふれている。

    そこからどう、取捨選択するか、いや、そもそも「取」の部分を考えたほうがいい。
    インターネットの情報なんてどうせ2次情報。
    ニュースは新聞で十分。

    戦前、「調査マニア」として日本をささえ、現在の台湾との良好な関係を築く礎をつくった
    後藤新平の話は興味深い。
    ちょっと肥大化した思想だが、日韓との関係と日台の関係を比較する。
    台湾を統治下に置いたとき、
    「ヒラメの目は鯛にはできない」とあくまで台湾の文化を尊重した考えは素晴らしい。


    で、結局、何を学んだっけ??(笑)

    【ココメモポイント】
    ・情報収集における鉄則。情報は収集しなくていい。(中略)そんな時間があったら、より多くの情報に「触れる」ことである。
     P.15
     
    ・アイデアを生み出すために一番確実な方法は、面白い演劇を観たり、話題のレストランに行ったり、新進気鋭の研究者の話を聞いたり、
     とにかく多種多様な体験を積むこと。
     P.17

    ・映像の道を志すのに、1000本の映画を見る必要はない。たった1本の映画からでも、受け手が強い関心さえ持っていれば、
     100を超える貴重なアイデアを引き出せる。
     P.26
     
    ・ページをめくるように読めるといった本に近づこうとする発想自体が、既に本の優位性を物語っている
     P.44
     
    ・“定点観測者”を見つけ出し、その人物と懇意になること
     P.70
     
    ・さかなクンは質問魔
     P.84
     
    ・オマージュから、新たな文化が生み出されることは、多々ある
     P.154
     
    ・ジェームズ・W・ヤングの「アイデアのつくり方」
     ①データを集める
     ②データを咀嚼する
     ③一旦、作業を離れ、別のことをする
     ④ユーレカ!(アイデアが降臨する)
     ⑤出来上がったアイデアを検証し、商品化する
     P.159

    ・さあ、書を捨てよ、街に出よう!
     P.181

  • 「情報は集めるな!」
    わかりやすく抱えれております。
    余白とイラストが見た目に優しい。

    これからは、このように情報の洪水に溺れないように、この著書を浮き輪にしたいと思います。

    著書内に、興味深いボキャブラリーやキーワードも見つけましたので、これを頼りに読本開拓を行います。
    (END)

  • 一つ一つはおもしろいことを書いても一冊にしたらあまりにも凡庸している本だ。 
    結論 情報は集めるものではなく集めるものである

  • 今、Evernoteでスクラップだけしています。それもブログを書くためだったり、授業のためです。以前、RSS購読してもムラがある自分にはむいていなかったので、本書を読んでいこうtwitter眺めたり、ポータルサイト見るなどしたほうが良いなと思えてきました。

  • 20120530

  • 情報は収集してはいけない。経験するだけでいい。
    情報は欲すればやってくる
    定点観測。1つの視点から長年培った情報はそれはそれで価値が高い。
    本棚は国会図書館、マガジンラックは大宅壮一文庫
    やっぱり一次情報を当たるべし
    「面白い」と思う体験をたくさん積み重ねることが、アイデアを生み出す源泉となり、深みを増していく

    んだなと。
    人間はいわば図書館、だからいろいろと交流すべき
    音楽、小説、マンガは始めを鑑賞して感動すれば全てをみるべし
    メモは常に携帯
    後藤新平

  • 情報は集めちゃいけない。集めただけではなんにもならないということを、強く意識しなきゃいけない。
    集めるより経験することの重要性は強く意識したい。

  • 紙やWEBにある無尽蔵な情報を集めるな、と言っているだけで、人からの情報は集めろと言っている。それはそれで、人が集まっているところに行かないといけない、という強迫観念に陥りそうで、結局、紙やWEBの情報を集めるのと同じことなんじゃないだろうか。

  • その名の通りの本。


    ・頭に根付いていない内容は、いつになっても使わない情報
    ・情報感度を高めていれば、情報は勝手に集まる。
    ・その上で、必要な情報は「国会図書館」や「大宅壮一文庫」という本棚で探せ。
    ・twitterやfbや2chなどは、大概コピペで尾ヒレ背ビレがついたものだがら、大本をたどれ。

    というような、tipsが含まれてる内容でした。

全27件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

メディアプランナー。代表・草場滋。1995年「ソニー・アート・アーティスト・オーディション」入賞。1998年「フジテレビ・バラエティプランナー大賞」グランプリ。2001年より20年間、月刊誌「日経エンタテインメント!」(日経BP)にて『テレビ証券』を連載。2016年よりウェブサイト・チェリーにて『指南役のTVコンシェルジュ』を連載。ホイチョイ・プロダクションズのブレーンも務める。代表作にテレビ番組『逃走中』(フジテレビ)の企画原案、ドラマ『東京007』(フジテレビ)の脚本、映画『バブルへGO!』(馬場康夫監督)の原作協力など。著書に『タイムウォーカー~時間旅行代理店』(ダイヤモンド社)、『キミがこの本を買ったワケ』(扶桑社)、『空気のトリセツ』(ポプラ社)、『「考え方」の考え方』『テレビは余命7年』(大和書房)、『幻の1940年計画』(アスペクト)、『「朝ドラ」一人勝ちの法則』(光文社新書)など。

「2022年 『黄金の6年間 1978-1983 ~素晴らしきエンタメ青春時代~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

指南役の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×