7日でできる思考のダイエット (magazinehouse pocket 1)
- マガジンハウス (2013年8月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838725830
作品紹介・あらすじ
最近、複雑なことが多くなってきたと思いませんか?
会議に次ぐ会議、趣旨が曖昧な打ち合わせ、受信boxにたまる意味のないCCメール、資料山積で片付かないデスク・・・。おまけに、スマホの普及で外出先や休日の自宅にも仕事のメールは忍び込み、返信に追われるばかりか、文章のちょっとしたニュアンスが変な誤解を生んでしまうことさえある。
残業をやってもやっても仕事は終わらず、おまけに厳しいコストカットも要求され、時間もなければお金もかけられない現代のビジネスパーソン。でも、もし「忙しいのに成果が上がらない」その原因が、仕事の仕方やプロセスの問題だったとしたら・・・。それらのムダをダイエットし、削ぎ落とせば、仕事の質をもっと向上させることができる!
さまざまな企業や商品の広告宣伝に関わり、LISMO!、Tブー!S、トヨタ自動車「ReBORN ドラえもん」、南アルプスの天然水、グリーンダカラetc.と、手がけた商品、キャラクター、キャンペーンを必ずヒットさせるアートディレクター佐野研二郎氏。本書は佐野氏が初めて明かす、成功への思考プロセス集。プランを立て、生活を改善し、運動をし、筋力をつけ、持続させる身体のダイエットになぞらえ、7日で思考プロセスのモデルチェンジへと導きます。
「シンプル クリア ボールド」「フライングで、質を上げる」「レコメンドを付け、1本に絞る」「タイムリミット10-10」「言葉のアイコン化」など紹介するメソッドは39。能率とコストパフォーマンスを向上させ、厳しい時代を生き抜くために、「思考のダイエット」という意識改革に、ぜひ取り組んでみてください。
この本は、2010年に刊行された『今日から始める思考のダイエット』を加筆修正し、改題・再構成したポケットサイズの新装版。『告白』『悪人』『モテキ』などのヒット作を連発し、30万部突破の著書『世界から猫が消えたなら』もある映画プロデューサー川村元気氏との特別対談も掲載しています。
感想・レビュー・書評
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話題の佐野さんですが、
内容は、なるほどの一冊。
•シンプル
•クリア
•ボールド
大切なのは、この3つ。
以外に面白いと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
非常に分かりやすい内容。
シンプル、ボールド、クリアが佐野氏のデザインのチェック項目なら、デリシャス、ファン、バリューが私のチェック項目かな。
早めの納期で寝かせる時間を作る、英語に置き換えるなど参考になる。
そして何よりコミュニケーションを非常に大切にしているのは、彼が一流のアートディレクターであることの証明かもしれない。 -
※メモ
【きっかけ】
丸善のデザインコーナーにて。
思考がメタボでどうしようもないのだが、外資系ナンチャラの俺様スマート!みたいな方向も癪なので。
【概要】
アートディレクターの仕事術をダイエットのアナロジーで。
【感想】
一般のビジネススキルの話と全体的には通じる。
・「判断を早く」というところは足りないと自覚しているので、メール処理のレベルから意識。
・口に出すことと実行すること。
・ピッチャー型とバッター型(お題があってプロセスが始まる)。予想通りのやり取りの「キャッチボール」ではつまらない、というのはクリエイティブの世界っぽい。 -
イメージしてた内容とは少し違ったけど、右脳使いのクリエーターの人たちがどんなことに意識して仕事を進めているかがわかる本。一方でどんなビジネスにも使えるエッセンスが詰まっており、どんな仕事をしていてもベースは一緒だなぁと。
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日本の美大生はプレゼン能力が低い!に、納得。ワケわからない事だからこそシンプルに説明する事が重要っす。
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依頼人、身内、知らない人、誰にでもぶれることなく伝わるシンプルなものでないと伝わらない。
そう言っているだけあって、実にシンプルでわかりやすい1冊。
思考のムダを省くためにはどうしたらいいか?
とにかく目的=コンセプトをはっきりさせること。
その目的に関連する情報を集めて太らせ、そこから不必要なものを削り、人に見せてブラッシュアップ。
今までデザイナーというのはずば抜けたセンスをもってる人というイメージを持っていたけど、人の意見を聞き、伝わるものにしていく能力を常日頃鍛えている人だとわかった。
就活で必要とされるコミュニケーション能力というのは、このことだと思う。 -
表紙買いした1冊。さらりと読める思考の本。