- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838732326
作品紹介・あらすじ
「リスク」を抱えて、不安と生きるか
「防衛術」を学んで、幸福をつかむか――
元2ちゃんねる管理人が初めて明かす、
日本人が抱える「意外なリスク」と、
それを回避する「確かな戦略」
リスク:社会保障の縮小、税負担の増加
防衛術:制度を使い倒して投資する
リスク:「スキル不足」で転職できない
防衛術:「サードドア」を探す
リスク:急激な地価下落
防衛術:家を「将来の資産」と見なさない
リスク:選挙ハックされるようになる
防衛術:まともな首長のいるところに住む
リスク:うつ病発症リスクの増加
防衛術:他人にモニタリングしてもらう…etc.
これまで著作や生配信などで私たち日本人に対して、
「海外脱出」を勧めてきたひろゆきさん。
でも、大多数の人は家族も仕事も捨て海外に移住するのは難しい……
そこで本書では、日本人として日本に生きることを前提として、
ひろゆき式の人生設計論を明かしてもらいました。
感想・レビュー・書評
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海外へ脱出を促す本かと思ったら、日本で生きていくために必要な防衛術を提案してくれる良本だった。
中身のない政治家、自助しか頼りにできない経済、同調圧力、格差…日本の抱える問題は挙げればきりがない。
ただ、それを憂えるばかりでは人生面白くなくなる。幸い、私はそれなりに生活を楽しくやっていければ満足だと思えるので、著者が提案してくれた防衛術を取り入れつつ、この先も日本で過ごしていくつもりだ。
読んでいて怖いと感じたのは、「無敵の人」の話で、このような人が今後増えれば外出もビクビクしながらするようになるのだろうな。社会全体を「無敵の人」が発生しないように変えていくことも大事だが、まずは自分の身を守る術も教えてもらいたい。(護身術は勝てる気がしないのでパスで)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主張や背景などの基礎情報はその通りで、それへのアドバイスもそのままというか想定通りなので、特に真新しい発見や驚きはなかった。
取りわけ共感した点と言えば、
教育について、5歳までに非認知能力が頭打ちになるからそれまでは粘り強く面倒を見る必要があること、
そして、結婚や子育てなどは個人ではなく社会の責任であると意識を持つこと。
お金が必要であることは確かだが、だからといって子供の面倒を見れないというような社会は健全とは言えない。
コミュニケーションとは、人がお互いに他人の人生に干渉し、その人生に多少なり関わっていくことに他ならない。
干渉されたくない、または責任を持ちたくないという理由から他者とのコミュニケーションや、踏み込んだ関係性の構築に及び腰になりがちな世の中だが、自助・共助が(望まずとも)求められる世の中だからこそ、積極的に他者と関わって助け合える身近な関係性を創り上げていきたい。 -
「低成長」「少子高齢化」「生きづらさ」・・・などなど、ひろゆき氏が日本を斬るという内容。
日頃、特に若者層が考えているであろう、そして僕のような年代の人間も考えている日本の諸問題を浮き彫りにした本書。事実を直視することから問題の解決を着手できる、そんなことを改めて考えさせられたね。 -
著者の考える日本のリスクを列挙した本