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- Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839602826
作品紹介・あらすじ
2009年、タイでは、親タックシン派の赤シャツグループと反タックシン派の黄シャツグループの対立がさらに激しくなり、パタヤでのアセアン会議の中止、バンコク騒乱(血のソンクラーン)、国王へのタックシン恩赦の誓願とそれに対する反対…と、いくつかの大きな事件が起きました。その後、2011年にはタイで初めての女性首相インラック内閣が成立しますが、混迷は深まるばかり。ついに、2006年以来の軍事クーデタが起きることになります。タイはいったいどこへ行くのでしょうか。
バンコク在住のドイツ人カメラマン、ニック・ノスティックは、2009年のデモや事件の現場からの生々しいルポをもとに、タイ社会の対立の構造と問題点、今後の展望を冷静に論じます。2009年以降2014年までの詳細な年表、訳註、索引と資料も充実させました。タイの政治と社会を理解するために必読の書でしょう。