消えた戦法の謎: あの流行形はどこに!? (MYCOM将棋文庫 10)

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  • (株)マイナビ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839910914

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  • 【目次】
    目次 [002-003]
    著者のことば(一九九五年十二月 勝又清和) [004]

    第1章 矢倉編 005
    (1)スズメ刺し 
    (2)▲2九飛戦法 
    (3)森下システム
    (4)米長流急戦矢倉 
    (5)中原流急戦矢倉
    (6)△6二飛戦法 
    (7)5手目▲7七銀 

    第2章 振り飛車編 061
    (1)左美濃 
    (2)ツノ銀中飛車 
    (3)風車
    (4)後手△5二飛戦法 
    (5)升田式石田流
    (6)阪田流向かい飛車 
    (7)玉頭位取り
    (8)角頭歩突き戦法 

    第3章 角換わり編 125
    (1)早繰り銀 
    (2)角換わり棒銀 
    (3)筋違い角戦法

    第4章 相掛かり編 159
    (1)横歩取り――△4五角戦法と△2三歩型 
    (2)塚田スペシャル 
    (3)中原流相掛かり 
    (4)たこ金戦法――升田創案の対ひねり飛車戦法

    文庫化にあたって [224]

    第5章 消えた戦法その後 225
    【相矢倉】 
      森下システム(深浦流スズメ刺し対策)/米長流急戦矢倉/5手目▲7七銀/etc.
    【振飛車】 
      左美濃/ツノ銀中飛車・風車/△5二飛戦法(ゴキゲン中飛車)/早石田
    【相掛かり】 
      塚田スペシャル/中原流相掛かり

    文庫版あとがき(二〇〇三年四月 勝又清和) [242-243]

  • この本はのめり込むように読みました。
    プロ棋士の過去の対局棋譜を整理し、各戦法の誕生局・興隆期の部分棋譜2局程・衰退となった一局をまとめています。まさに消えた戦法の謎が解明される本です。
    章末に戦法開発者とのインタビューも載せているところも高評価。
    勝俣先生が若手の頃に心血を注いで書いたということがひしひしと伝わってくる名著です。

    将棋の歴史を学びたい方には必携の本。今では見かけなくなったが過去の戦法を駆使してみたい方にも戦法の基本理念をカタログ的に学べる点で大いにお勧め。

  • 昔プロ間で大流行したのに今は全く指されなくなった戦法たちが、どうして指されなくなったのかを追求していく1冊です。

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著者プロフィール

勝又 清和(かつまた きよかず)
1969年生まれ. 将棋棋士・六段. 東海大学理学部数学科卒業. 著書に『新手ポカ妙手選』(振り飛車編, 2013; 居飛車編, 2014, ともにマイナビ), 『実戦に役立つ詰め手筋』(2008, 毎日コミュニケーションズ)等がある.

「2018年 『「次の一手」はどう決まるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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