インタラクションデザインの教科書 (DESIGN IT! BOOKS)
- 毎日コミュニケーションズ (2008年8月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839922382
作品紹介・あらすじ
"インタラクションデザイン"とは…製品やサービスを通じて、人々がどのように互いとつながり合うかをデザインすること。インタラクションデザインのテクニックを適用することで、人間同士のインタラクションがもっと豊かに、もっと深く、もっと優れたものになります。インタラクションデザインに関する概念だけでなく、具体的なアプローチや事例を多数紹介した新たなデザイン分野の教科書です。
感想・レビュー・書評
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会社の同僚からお借りして読みましたが、内容の分かりやすさと素晴らしさに改めて自身で買いなおそうと思いました。
本書はアプリケーション開発の「流行」を追った本ではありません。
デザインの「本質」を深く追った本です。
数年先には「アプリケーション開発の常識」となっていることが容易に想像できるこの「何か」。
アプリケーション開発というビジネスに関わっている人は、エンジニア職はもちろん、それ以外のすべての部署の方に読んで頂きたい一冊です。
☆余談として…
出川哲朗や山崎邦正といった「リアクション芸人」たちが作り上げている芸風は、
「何かの行為に対してどう反応すれば笑いが取れるか」
といった共演者や視聴者といった、「ユーザー」のこと意識してたうえでのリアクションの芸風
でしょうから、「インタラクション・デザイン」というものを考えるには、ヒトとしては最適な素材なのかもしれません。
必要としてくれる人のことを考えながら働く我々会社員も、多いに参考とできる部分ではないでしょうか。
・・・彼らが面白いかは別として。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784839922382 -
■目次
Chapter 1 インタラクションデザインとは何か?
1 インタラクション、そしてインタラクションデザインとは何か
2 なぜインタラクションの「デザイン」なのか
3 インタラクションデザインの短い歴史
4 インタラクションデザインとその近接領域
5 なぜインタラクションデザインを実践するのか
Chapter 2 出発点
1 複数の課題を伴う課題
2 プロジェクトの定義
3 インタラクションデザインの4 つのアプローチ
4 まとめ
Chapter 3 インタラクションデザインの基礎
1 インタラクションデザインの基本要素
2 インタラクションデザインの法則
3 優れたインタラクションデザインの特徴
4 まとめ
Chapter 4 デザインリサーチとブレインストーミング
1 デザインリサーチとは何か
2 デザインリサーチの実施
3 調査手法
4 調査結果が示唆するデザインの意味
5 ブレインストーミング:「そして奇跡が起こり…」
6 まとめ
Chapter 5 インタラクションデザインの技術
1 仕事のツール
2 リサーチモデル
3 ペルソナ
4 シナリオ
5 スケッチとモデル
6 絵コンテ
7 タスク分析
8 タスクフロー
9 ユースケース
10 ムードボード
11 ワイヤーフレーム
12 プロトタイプ:ペーパープロトタイプ、デジタルプロトタイプ、物理的プロトタイプ
13 テスト
14 まとめ
Chapter 6 インターフェースデザインの基礎
1 ビジュアルインターフェースデザインの基本要素
2 コントロールとウィジェット
3 アイコン
4 音
5 標準
6 「顔」をもたないインターフェース
7 まとめ
Chapter 7 賢明なアプリケーションと巧妙な機器
1 マルチタスクのためのデザイン
2 一体感のためのデザイン
3 環境に溶け込む機器
4 まとめ
Chapter 8 サービスのデザイン
1 サービスとは何か
2 なぜサービスをデザインするのか
3 サービスとブランド
4 サービスと製品の違い
5 サービスデザインの技術
6 デジタルサービスの中心で
7 まとめ
Chapter 9 インタラクションデザインの未来
1 この先10年のインターネット
2 知的なエージェント
3 スパイムと、モノのインターネット
4 トランスメディアのインタラクション
5 人とロボットのインタラクション
6 ウェアラブルコンピューティング
7 ユビキタスコンピューティング
8 デジタルツールを作るためのデジタルツール
9 まとめ
Epilogue 永遠なるデザイン
1 デザインの倫理
2 意識的な選択
■レビュー -
こういうのって翻訳家の善し悪しで随分本の評価が変わってくるとおもう。