最近どうもついていけないという人のためのIT入門 (マイコミ新書)
- 毎日コミュニケーションズ (2010年8月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839934514
作品紹介・あらすじ
日々、新しい概念やサービスが生まれ続けるIT業界。少しでも現場から離れてしまうと、最新の動向にはついていけなくなってしまいます。遅れを取り戻そうと、「IT系の入門書や用語事典を取り出したけれど、何が書いてあるかわからない…」という経験をした人は多いのではないでしょうか。本書はそんな人のために、最新のIT知識から基本用語まで、大胆でわかりやすい喩えを用いてザックリ解説。読めば2時間でIT知識が飛躍的に高まる、今までにありそうでなかったIT用語解説集です。
感想・レビュー・書評
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最近どうもあれなので。wimaxがいまだに謎。
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<blockquote>ネットでは何千種類、何万種類の音楽が配信されており、消費者は検索することによって好みの曲を探し出さなければならないため、ヒット曲が生まれづらくなってしまったのです。</blockquote>今まで、ヒット曲と呼ばれるものが、レコード会社の戦略に乗せられた、如何に押しつけがましいのものだったかというふうに思えてくる。<br /><blockquote>フェイスブックの友だち関係は、単なる人のつながりではありません。趣味や嗜好、ライフスタイルが似通った人が友だちになっているのです。もし、ここに新製品の情報を流したらどうなるでしょう。その商品を好きな人がレビューを書いたとすると、その友人たちのニュースフィードに自動的にそのレビューが表示されます。その友人たちもその商品に興味がある可能性がきわめて高い。いわゆるクチコミですが、一般のクチコミとは効果がまるで違うであろうと期待されているのです。</blockquote>この本を読むまでは、「フェイスブック」というサービスのことをよく知らなかった。確かにこの仕組みを利用すると、商業的な成功につながる期待感はある。自分がメッセージを書いたり写真を載せたりすると、他人(「友人」ではあるが)のニュースフィードに自動的に表示されるというのは、かなりお節介なサービスだとは思うが。<br /><blockquote>ワイザーは、そもそもデジタル機器に熱中しすぎる当時の風潮をどうにかしたいという思いから、ユビキタスという概念を生み出したのですから、「デジタル機器を何台も持ち歩け!」などと説くはずがありません。それどころか、携帯電話や電子手帳はユビキタスではないとはっきり言い切っています。</blockquote>「<span style="color:#ff3300;"><b>ユビキタス</b></span>」という考えを初めて世に問うたマーク・ワイザーのこの言葉をどう受け止めるべきだろうか。「<span style="color:#ff3300;"><b>ユビキタス</b></span>」のもともとの構想を知ったが、その提唱者の思いを離れて、ある意味逆のベクトルに向かっているとも言える今日のこの言葉の使われようには呆れかえるばかりである。<br /><blockquote>しかし現在では、アフィリエイト収入を増やすためにブロガーがメーカー寄りの記事を書いたり、メーカーも新製品を有力ブロガーに無料で提供したりといったことが増え、クチコミと宣伝の境目が分からなくなっているという問題も起きはじめています。</blockquote>先に読んだ『ブログ論壇の誕生 』の中で、著者の佐々木俊尚氏も触れていた状況である。小遣い稼ぎにはちょうど良いのだろうが、アルファブロガーと呼ばれる人たちがこれを行うと、言論の公正さを欠く結果になることが問題。<br /><blockquote>しかし、スマートフォンの存在がスカイプの爆発的な普及を促すかもしれません。多くのスマートフォンは、携帯電話通信網を使ってインターネットにアクセスできるようになっています。このような携帯電話であればいつもスカイプが使える状態にしておくこともできるので、携帯電話と同じような感覚でスカイプが使えるようになります。</blockquote>時代はこの本が書かれたときからまた一歩先に行っているというか、この本の予想どおりになっているというか、AUがこの秋発売するスマートフォンにスカイプのソフトを搭載するとアナウンスしたところである。
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分かりやすい。
ちょっとザックリし過ぎな気はするが、それがこの本の狙いだろう。