ITILの基礎 -ITILファンデーション(シラバス2011)試験対応-
- マイナビ (2013年10月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839948603
作品紹介・あらすじ
一度で理解・合格!「ITILとは」サービスの品質管理の基本からわかりやすく紹介。「"ITIL2011年版"の特徴に言及」2013年秋より実施されるITILファンデーション(シラバス2011)試験に完全対応。
感想・レビュー・書評
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TIL Foundation資格試験の対策本としてとても良い本だ。出題範囲となる事柄についてきれいにまとまっていて、理解が浅い場所を読み返すと期待通りに知識が得られる。欲を言えば練習問題がもっと充実しているとよかった。
単なる試験対策本を超えたところで感銘をうけたのは、サービスマネジメントの三階層構造がうまく書かれているところ(p.72-81)。戦略strategy、戦術tactics、運用operationというレベルの話が、それぞれ経営陣、顧客、ユーザという事業内のレベルに対応し、そしてそれをIT部門がサービスマネジメント、サービスレベル管理、サービスデスクという三つの機能によってサポートすることになる。逆に事業側からもたらされる要求のレベルが、それぞれビジネスケース、サービスレベル、サービス要求になる。この対応関係はITILだけでなく、ITサービスを理解する上でとても役に立つ。
その他、システムではなくサービスへの発想の転換、つまり顧客へのソリューションの提供から価値の提供への転換はいろいろと考えさせられる視点(p.112-114)。システムの構築でなくサービスの運用がポイントなのだから、設計の段階から運用が参加したり、DevOpsみたいな考え方が重要になってくるわけだ。ITILは問題意識がはっきりしているので、無味乾燥な整理や暗記にならず、とても納得しやすいし面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
受けて見ようかなあ
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2017/05/01 再発見
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試験対策の情報網羅ではなく、ポイントを目的とともに整理してあって、新しい知識を身につける本として、とても分かりやすかった。
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一通り読めばITILについてざっくり理解することができます。
ITILファンデーション対策用には問題演習が足りないので、ping-tなどでカバーするとよいでしょう。 -
58冊目。