家政夫くんは名探偵! ~夏休みの料理と推理~ (マイナビ出版ファン文庫)

著者 :
  • マイナビ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839977580

作品紹介・あらすじ

怜の勤務先が恩海警察署から県警本部に変わって一か月経ったある日、彼のもとに大きな事件が舞いこむ。
音野市内の中学校で教員が亡くなり、事情聴取をするなかで被害者が死に際に犯人を示す言葉を残していたことがわかった。
しかしそれは、怜も知っている人物の名前だった…。
掃除・洗濯・謎解きなんでもこなす優秀な家政夫の光弥が同居人の刑事の怜とともに難事件を綺麗に解決!
待望の家政夫ミステリー第四弾!

感想・レビュー・書評

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  • 本格探偵推理小説ですね。
    『家政夫くんは名探偵』シリーズ四巻目です。
    連城怜は恩海署から県警本部に勤務先が変わった。
    三上光弥は大学生の傍らの家政夫のアルバイトも忙しい。
    とある事情から、光弥は怜の自宅に同居することに。
    三話の短編集。もちろん二人の成長物語でもあるので、時事系列に物語も展開していく。
    同居する事によって、光弥はさらに怜の事件に首を突っ込む事になる。いつものように、光弥の大学関係とバイト先の家庭の事件にも関わることに!
    シリーズも物語がスムーズさを加えて、マンネリを防ぐ作者の意気込みも感じられる。
    怜と光弥の、人間性の温かみが物語の根底にあるので、安心して作品を楽しむことが出来ますね。
    殺人事件でも、暗さが無く、謎解きの推理を味わえる作品なのが、このシリーズの魅力です。

  • なんというか、全体的にやるせない感じがしました。特に2話目。今のネット社会で生きる若い子はこんな過酷なのか、と思ってしまいました。

    怜の家に同居しているので、以前よりも家政夫感が薄く、最終話がお仕事関係でようやく料理の腕を発揮しています。

    専攻も犯罪心理学だし、警察の知り合いがどんどん増えているし、身の回りは事件だらけだし。

    光弥にはこれからも真っ直ぐ生きてほしいです。

  • 警察ものじゃないミステリーは、不自然なほど主人公の周りで事件が起こってしまうね笑
    どのお話もどうにもやるせなかった。
    光弥はだんだんわだかまりを解消してて何より

  • 光弥の観察力と推理はどんどん冴えて来ていて、凄い!と感じました。

  • #読了 続きを待ってたー!県警本部に移動になった怜だけど、確かにこの方が事件にたくさん接しそうで違和感ないかも。
    3つの事件のうち、はじめの2つはほぼ安楽椅子探偵状態の光弥くん。最後の話は三弥自身が関わった家庭が事件に巻き込まれ、解決に尽力する。
    光弥もすっかり怜の家に馴染んで、光弥母にも経緯を説明して了承をえたので、怜と光弥の関係や状況が安定していてホッとした。次巻も楽しみ。

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著者プロフィール

■著者
楠谷佑(くすたに・たすく)
富山県富山市生まれ。埼玉県在住。高校在学中に、『無気力探偵 ~面倒な事件、お断り~』(マイナビ出版刊)で商業出版デビュー。2018年、『家政夫くんは名探偵!』を刊行し、シリーズ化。
著書に『ルームメイトと謎解きを』(ポプラ社)がある。

「2022年 『家政夫くんは名探偵! ~夏休みの料理と推理~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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