- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784839984861
感想・レビュー・書評
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推し解説者、小澤さんのサッカー戦術本。ラ・リーガの見たい試合の担当が小澤さんだとラッキー!と思う。めちゃくちゃ分かりやすいからだ。
本書では攻撃、守備、ネガティブトランジション、ポジティブトランディションに章を分け、それぞれ433.4231.352など、フォーメーションごとにチーム戦術、個人戦術を解説している。
オールカラーでめちゃくちゃ分かりやすいし、QRコードを読み込むと解説動画も見ることが出来る。
偽サイドバックだけじゃなく、去年グアルディオラがシティで実践したばかりの偽センターバックまで網羅。
この形ならどこがフリーになりやすくて、どこで数的有利を作ろうとしているのか、普段解説されていることを体系的に学ぶことが出来た。
最後には日本の少年サッカーへの提言と期待も。
面白かった。
———紹介(公式より)———
ピッチ上で起こっている問題を解決するための戦術を知る
サッカーのゲーム中、ピッチ上ではうまくいかないこと、問題などが必ず発生します。そのうまくいかない問題が起きた時に、それを処理するための手段や行為がサッカー戦術と呼ばれるものです。
展開がますます早くなる現代サッカーにおいても、攻撃・ネガティブトランジション・守備・ポジティブトランジションという4局面が移り変わっていくのは変わりません。そして各チームは、それぞれの局面に対応できるよう「プレーモデル」を設定し、戦術的行為をおこなっています。
本書では、サッカーにおける4局面を、チーム戦術・グループ戦術・個人戦術に区別して、ピッチ上で起きている現象を解説します。
プレイする人も観戦する人も、ピッチ上で起きている現象を正しく理解し、戦術を知ることで、ますますサッカーという知的なスポーツを楽しめるはずです。
さらに、QRコードから飛べる動画でさらに詳しい戦術解説を聞くことができます。
本書の最後には、2010-11シーズンのクラシコの戦術解説も収録しているので、試合を見て、解説ページを読み解説動画を見ることで、戦術的に試合を見る楽しさを知ってもらえればと思います。
本書の構成
【Introduction サッカー戦術とは】
サッカー戦術とは
サッカーにおける4局面
サッカーにおける4つの優位性
【Chapter 1 攻撃】
攻撃のプレーモデル
ビルドアップ
前進
フィニッシュ
セットプレーの攻撃
【Chapter 2 ネガトラ】
ネガトラのプレーモデル
カウンター対策
【Chapter 3 守備】
守備のプレーモデル
ゾーン3での守備
ゾーン2での守備
ゾーン1での守備
セットプレーの守備
【Chapter 4 ポジトラ】
ポジトラのプレーモデル
カウンターアタック
組織的な攻撃への移行
【Appendix サッカー戦術のまとめ】
試合実況・戦術解説
サッカー戦術は育成年代から始動を!詳細をみるコメント0件をすべて表示