- Amazon.co.jp ・マンガ (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840122160
感想・レビュー・書評
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ミハイル・フォーキンが語る、ヴァーツラフ・ニジンスキーの驚愕の才能と悲劇。30年もの間、狂気の中で生きていたなんて。時代と現実はこの天才の花を、咲き切るまで守ることが出来なかったのですね。
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プルシェンコ選手のプログラムからニジンスキーについて知りたくなり読んだ
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またしても、山岸凉子先生のバレエ漫画の傑作登場!
ロシアやニューヨークを舞台に、ときに激しく、ときに哀れな舞踏家たちの人生をバレエを通して見事に描ききっています。男色のオーナーから飛び立とうとした、ある天才の話には泣きました。
これを読まずして、バレエ漫画を語るなかれです。 -
バレエ・リュスの短編2作は読みたかった話。
ニジンスキーの悲劇はフォーキンの視線から。
バランシンの“美”の追求はマリア・トールチーフの視線から。
どちらも踊りの神に見出された者。
ニジンスキーは自らの踊りに。
バランシンは振付を体現する踊り手に。
マリアの“不幸”、“目千両”の話が話を盛り上げる。
他は、中年でバレエを習う的なドタバタとバレエ教室の見学。
実録なので、レッスンその他、ためになりました。
ローザンヌ国際バレエコンクール2007の珍?道中は、
「テレプシコーラ 第2部」と併せて読むと楽しい♪ -
・山岸作品は、キャラ造形の「かわいくなさ」が、ドラマに凄絶な華を与えているのが好きだ
・本作で、よくバレエ漫画でも名前をきく「ニジンスキー」について初めて知った。
「翼を持つものは地上で暮らすための腕を持たない」という表現は美しかった。まさに「天才」とか「天性」を持つもののあやうさや、かよわさを端的に表しているように思った。
・牧神の午後、というのもなにか原作の詩があるのだろうか。 -
十代の頃にJUNEでその名を知り、どうしてもセットで思い出されるのが詩人のランボォ。二人の天才ともに、その活動期間の短さ、後世にまで語り継がれる伝説的所業、パトロン的な年上の男性との同性愛関係、そして、あっという間にその芸術の領域から離脱し、二度と戻らなかったと言う、人生の時間に於いて芸術活動以外の年月の方が長い、と言う生き様。
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友だちからの紹介。
名前だけは知っていたものの、彼の人生、実績など知らないでいた。センセーショナルな生涯といえばそれまで、けれど更に知りたくなったのも事実。 -
牧神の午後・黒鳥ブラックスワン・瀕死の発表会
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実家に戻ったら母が買っていたので。
アラベスク、テレプシコーラとまとめ読みしたのでバレエにおなかいっぱいになってしまって、流し読みしてしまった。
正直、この作者の自画像が怖い。目が回っている感じを表しているんだろうけど、いっちゃっている人みたいに見えて気持ち悪い・・・。というのを母に話したんだがピンと来ていないようだった。うーん、人によって感じ方はちがうんだなー。