ダメダメ人間 それでも走りつづけた半世紀 (ダ・ヴィンチブックス)

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840135023

作品紹介・あらすじ

話題作『ダメ人間-溜め息ばかりの青春記』につづく、鈴井貴之のエッセイ的私小説、第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • ダメ人間でとても暗さを感じたけど、ダメダメ人間でもモヤモヤさをさらけ出していた。その誠実さがミスターらしい。それにしてもミスターを支える副社ってすごいなぁ。O泉って、登場人物は実名でいいと思うんだけど・・

  • 水どうのミスターによるエッセイ第二弾。演劇だけではなく、テレビ、ラジオと様々な舞台に挑戦する。しかし、途中自分のやりたいことややるべきことに悩み、葛藤していた。自己嫌悪との対話を通して進んでいくミスターには感動した。そして自分のことを嫌になりながらも、半生を書き切ったミスターはすごい。自己嫌悪は成長の糧、開き直ることが原動力。一か八かまずは挑戦。悩んでも失敗してもいいんだな、もっと攻めた人生を生きようと思えた。そして、もう一度どうでしょうを見てみたいと思った。

  • 『水曜どうでしょう』でおなじみのミスターこと鈴井貴之の自伝第二弾。

    第一弾を読んでないし、水どうも詳しくないが、彼の葛藤に触れて親近感を持った。

  • 水曜どうでしょうで見ているミスター姿とは全く異なる葛藤がありのままに書かれていた。時折現れる自己嫌悪との会話。ミスターでも悩むのだから、自分が悩むのも当然だし、ダメダメ人間だっていいんだと思うことができた。自分が自分を出発点として、悩んで、助けを求めて、そうやって手探りで生きていくことでいいんだと思うことができた。うまくやりたい、完璧にやりたいと思ってしまう。でも、そんな人生なんてありえない。自分は自分らしく、万人ウケする必要なんてない。自分はこれがいいと思うことを信念を持ってつらぬいていけばいいと思うことができた。ほっとする一冊だった。

  • あっという間に読み終わった。
    このあたりになるとだいたい知ってる話が多いけど、そのとき鈴井さんがどう思ったかってことが書かれてるのがおもしろい。
    それにしても韓国留学は大変だったんだね。
    そして、やっぱCUT観に行こうかなー、って思った。
    あと、こういう本を是非キリトにも書いてほしんだけどな。
    今は無理でも10年後くらいに。

  • 秋葉原のヨドバシカメラで行われたサイン会。
    緊張のなか「次の旅も楽しみにしています」と何とか話せたことを思い出します。

    それから7年、ようやく読み終えました。
    この中に出てくるミスター(「水曜どうでしょう」の中での鈴井さんの愛称)は30代、僕も30代、共感する部分が多くありましたが、みんな同じように悩みつつも生きているのかな…と思う一冊でした。

    「自己嫌悪は曝け出してこそ意味がある」という一文が、特に印象に残りました。
    さらけ出さないとそれは、自己憐憫にすぎないのでは…と自分の経験からそう思いますが、しかしついそちらに流れてしまうばかりで…。

    自分のダメさを受け入れて、言い換えれば自分の小さな小さなプライドを捨てて、外にもっと助けを求めてみよう。
    そして1つひとつ逃げずに、丁寧に向き合ってみようと思いました。

    逃げれば追ってくる、追いかければ逃げる…どこかで聞いたような言葉ですが、そんなことを思いました。

  • 誇張なしであれば、本当にこの人大丈夫かと思うけれど。
    案外大人っていっても成功者といってもこんなもんかもなぁ。

  • 前作『ダメ人間~溜息ばかりの青春記』の続編。
    オフィスキュー設立後のお話。水曜どうでしょうやTEAMNACSの話が出てきて嬉しかった。
    それにしても副社(現社長)である奥様は凄いと改めて思った。
    ミスターさん、すんごい支えられて背中を押してもらえるから、いろんなことに挑戦できるんだね。

  • 今回の企画展示でご紹介した『ダメ人間』の続編がこちら。「水曜どうでしょう」のミスターでおなじみの鈴井貴之によるエッセイ的小説。経験を積んでいくなかで自分の能力のなさを感じ、先ばかりを見ていた自分を戒め、新しい自分を模索しはじめる。彼の知られざるエピソード満載の一冊です。

    (請求記号:開架 778.21/98[2])

  • 何冊か関連本を読んでいたので、
    そこまで目新しい内容ではなかった。
    ただ、前作「ダメ人間」程のダメさはない気がする。

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著者プロフィール

大学在籍中に演劇の世界に入り、1990年に劇団「OOPARTS」を結成。「OOPARTS」解散後は、タレント・構成作家としてHTB「水曜どうでしょう」などの数々の番組の企画・出演に携わる。2001年より映画監督としても活動を開始。

「2020年 『水曜日のおじさんたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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