- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840143981
感想・レビュー・書評
-
水曜どうでしょうのミスターとして知られる鈴井貴之の自伝的小説。
何者かになろうとしても何者にもなれず、自己嫌悪と現実の板挟みになりながらも夢を掴もうと模索していく様が、青臭くて痛々しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごく良かった!自分のダメさ加減に辟易して、自己嫌悪に陥りながらも、どうにか生きていこうとする姿に共感したし、この先辛いことがある時には読み返したいと思いました。何より等身大のミスターを知ることができて、さらに親近感が湧いた!
-
飛行機の中で号泣した。札幌に着いた時の雪の匂いがさらに泣かせた
自分と同じ道を歩いた人だからなのか、同郷の人だからなのかわからないけど -
ミスター、ダメダメ。でも、だからこそ、今のミスターがあるのね。
-
レビューにもよく書いてある通り、僕も「水曜どうでしょう」でミスターこと鈴井貴之を知った。
そのミスターの自伝的私小説。
なかなか波乱万丈な人生で、題名にもある通り
確かにダメ人間である。ただクズではなくダメ。
自己反省し、それでもすぐ忘れまた繰り返す。自信はあるが努力せず、生き方も定まらない。
凄く人間臭く、それでも前向きに生きる。
僕も共感したが、共感できる人は多いと思う。
しかし、この人の人生は綱渡りである。
ただ危なくなると、人が助けてくれるのはやはり鈴井貴之の人徳か。
ただ、この本では負の部分が多く描かれているが、この人の本当の凄さはその行動力だと思う。
人間少しくらいダメでも行動力を持って、がむしゃらに生きれば、いつか成功するという見本のような人。さすがはミスター。
後半に期待。
しかし、モテるな鈴井貴之。
鈴井亜由美さんのような奥さんが僕も欲しい。 -
なんか通ずるものがある
-
「水曜どうでしょう」が
キッカケで鈴井貴之氏を知った人が多いと思う
現に僕もそのうちの一人である
この本を読み終える頃
引きこもり期間が長く
口下手な僕は一層彼のファンになった
『真面目でたまに鋭く面白いことを言う』ミスター
しっかり者のイメージはあるのは
きっと彼の演技に騙されていたのだろう
このエッセイのある章を読むとよく分かる
ちょっとだけ物語要素のある文体の随筆のため
全部が全部、事実だとは少し思えないのが
個人的に残念だった -
大学受験に失敗し、満たされない現実の穴埋めに没頭する演劇。雇われオーナーをやっては適当な経営のため金策に追われ、いつも女性に金を工面してもらい、テレビの仕事でも失敗をし。。。
若くして、ちょうど大学で演劇始めた人なんかには、あー。こういうのあるよねー。な体験談が多いかも。そういう点で、演劇人ってダメ人間は多いかもね。と思った。
全体を俯瞰する力だったり、計画性だったり、人のことを理解する力だったり、そしてダメな自分を認める力は大事。そんなところで続編『ダメダメ人間』に続く。 -
この本は続きのダメダメ人間と合わせて買わないと物足りないと思う。
水曜どうでしょうで輝いていたミスターも苦労の連続で何が成功するかなんてわかんないし、きっかけは人との出会いから始まったりするんだなと。
あと、ちょっと自分と似ていて嬉しかった。 -
ミスターの若かりし頃の葛藤。
身につまされる箇所もあり、読んでいる自分に嫌悪する。
これから~というところで終わるので、
ちょっと肩すかしな感じが。
次、ダメダメ人間。