しらさぎ看護大学 恋愛カルテ (MF文庫 ダ・ヴィンチ や 1-4)
- メディアファクトリー (2012年2月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840145053
感想・レビュー・書評
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吉野北高校図書委員会シリーズではまってしまった山本渚さんの
新作が出ていたので即買いしてしまいました☆
吉野北高校図書委員会のときもそうでしたが、
いい大人(の年齢の)私が読むと、なんだかちょっと甘酸っぱくて
恥ずかしくなっちゃうような、学生ライフのお話です。
物語は、大好きだった幼なじみに"イタイ状況"で失恋してしまった
主人公の花が、傷心のまま四国の田舎にあるしらさぎ看護大学に
逃げるように進学するところから始まります。
恋愛メインのお話ではありますが、
私自身も大学は実家を出て、ド田舎で寮生活を過ごしていたので、
主人公の、環境の変化に対する心境に妙に共感してしまいました。
夜は真っ暗だし、お店は早い時間にしまっちゃうし、遊ぶところないし、という感じで。笑
夜が長くなると、色々なことを考えめぐらせて、ホームシックになって・・・。
隣の友達の部屋に遊びに行ったりしたことを思い出しました。
きゅんとしてしまう要素もあり、痛いなぁと思うこともありますが、
さくっと読める1冊です。
シリーズものになるようなので(…と帯に記載が☆)、
本作品で深く掘り下げられなかった部分は、きっと次解明されたりするのかなぁ、と
次につながる楽しみもあります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良くも悪くも予想を超えはしないけど、葛藤や思い込みといったスパイスが甘さを引き立てている?
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思った以上に良かった。もっと軽いのかと思ったし。
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キュンキュンして一気読み!!
私も言いたいことずけずけ言うタイプだけど、花ちゃんほどかわいくないなーと思いながらしっかり感情移入して読んでしまった。
続編出てくれると嬉しいなぁ。 -
吉野北高校のほうが、わたしは好きだ。
一番の理由は単純に、主人公への感情移入(やシンパシー)が高いから。
脇を固める登場人物も中途半端な感じの掘り下げ方で、全体的に軽い印象になる。
ちょっと急展開な感じもあってついてけないところもあったな。そういう意味で再読はすると思う。 -
幼なじみに失恋した芦田花が進学したのはド田舎にある「しらさぎ看護大学」。女子だらけの学生の中、数少ない男子しかも超イケメン・山口誠二になぜかかまわれる花。でも彼はちょっぴり危険な男だった。
表紙通りの甘酸っぱい恋物語。
山口と花ちゃんはお似合いだと思います!
この巻からはあまり看護大学っぽい雰囲気はなかったので、そういう場面がもっと見たかったなぁと思います。山口がユニフォーム姿でがんばる姿が見たい!
あと友達以上、恋人未満の二人がもう一歩進んだ姿を見たかった……続きでないのかな。 -
p113 ナニゲナイ男前発言
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友達以上恋人未満のココロの変化をリアルに描いた青春小説。拙く不器用な恋がもどかしくて、なかなか手離せない1冊です。
あらすじだけ読むと非常にベタな展開なのですが、彼らの微妙なココロの揺らぎ切なさや、葛藤…そういうあらすじには書くことのできない部分を山本渚さんが描くと、遠くに追いやった自分の青春がいつの間にか引っ張り出されてきて、きゅっと心臓をつかまれたような感覚に陥ります。
『吉野北高校図書委員会』を読んだときからファンでした。
山本渚さんの作品を読むと、何てことない日常がちょっと輝いて見えます。 -
面白かったです。