終焉ノ栞 (MF文庫J)

著者 :
制作 : 主犯:150P 
  • メディアファクトリー
3.62
  • (10)
  • (17)
  • (14)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 280
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840149570

作品紹介・あらすじ

10年前に起きたと言われている禁忌「終焉ノ栞」を巡り4人の少年少女がとあるゲームに巻き込まれる。謎の手紙に書いてある「命令」を遂行し、都市伝説を完成させろ。さもなければ死ぬ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 貸してもらった

    う~~~~ん

    こっくりさんやって、のろいの手紙が来て
    みんな不幸になる!みたいな話

    その呪いの正体みたいのが、正体というか
    それがお互いへのおもいがこんがらがって起きちゃったってのが(黒幕?が全部黒幕さんのせいじゃなかったってのが)ちょっと面白かったかな

  • YAと迷い、ミステリに分類。
    ラノベだけど普通の人が読んでも面白いから、とすすめられて。
    裏切ったり、その他やらかすと殺される、終焉ゲーム。面白いし、次巻が気になる。元々はネットゲームだったようだが、ネットでネタバレをひろうと、ひぐらし~と同じパターンのようだ。
    結局ひぐらしがリアルタイムでない、今の若者に人気があるということは、いつの時代もこの手の話は人気があるようだ。

  • 終焉の栞、というタイトルシリーズのボカロ曲があることを小説で初めて知りました(すみません)
    というわけで知識ゼロで読みましたが、面白かったです。
    曲も後から聴きましたが、私は小説のほうが好みかも……。

    表紙四人組は仲が良いように見えて実はそれぞれ色々なものを(ほぼ暗いものを)抱えています。それぞれの悩みはかつて自分が青春時代に持ったことがあるようなものばかりでしたので、気持ちはとてもわかりました。
    「終焉の栞」がメインというより「都市伝説」とかで「無理やり」願い事を叶えたり、もしくは己の弱さに気付かずに突き進むとどうなるか、というのがこわーくストーリーとし表現されています(笑)
    これは……つまり仕込んだのは誰なのか、ということなのでしょうが、四人の中にいる、ということなのかな? ミイラ取りがミイラになった的なものなのでしょうか。

    自分の願いは自分の力でかなえましょうね。というお話だったかと(笑)

  • 表紙の絵師さんと挿絵の絵師さんが別の人という本に出会ったのは初めてです。でもお互いに良さが出ていて良かったと思いました。 さて、内容ですが原案が曲ということでさっぱり内容の掴めないまま読み始めましたが驚きの展開続きでした。視点が4パターンあるため全員が揃っていたシーンは別角度から同じ内容を4回やるというクドさが目に付きましたが、最後には面白い展開で幕引きしたと思います。次巻への繋ぎが上手くて次巻が早く読みたいです。

  • ニコニコで人気なので買ってみた。イラスト可愛し。
    内容は・・・結局解決してなくないですか(´ω`;)?

    会話文だけのところあったり、改行多かったりで、サクサク進むけど、内容は薄いかも。
    キャラは個性的だけど内容が負けてる感じしました。

  • 霊的なホラー要素は少なく、人間的ホラーが大半を占めてる。150Pさんの作品が元らしく、原曲を知ってるならば更に楽しめるのでは…?
    知らない私は原曲を聴きたくてウズウズしてる(`・ω・´)
    そして、謎解きみたいな内容なので頭がグルグルしてしまった…。
    あぁ、結局犯人(狐)は誰なんだorz
    1時間くらいで読めるサクッとしたものなので、興味あれば是非!
    これはボカロだとか、ニコニコ動画をよく知らなくても読めるよ!(^^)ノ

  •  本作品は、ニコニコ動画で発表されている、150Pの楽曲「孤独ノ隠レンボ」「ニセモノ注意報」「完全犯罪ラブレター」「猿マネ椅子盗りゲーム」等、一連の作品――終焉ノ栞プロジェクトの作品の小説化作品です。終焉ノ栞から始まる「終焉ゲーム」を終わらせるには、裏切り者のキツネを探せ――キツネは一体誰か?
     ということで、ほいほい釣られて購入してしまいました。こういう楽曲に秘密を含めてプロジェクト化する作品も好きなのですが、こうやって秘密をぶら下げられるとほいほい釣られてしまって困ります。本プロジェクトは、裏切り者のキツネが誰なのかという大きな謎があり、それが誰なのかは最終的に明かされることはありません。続編があるのか楽しみですね。
     内容としては、各楽曲を小説にし(ただし、完全犯罪ラブレターはRe:不在着信というアルバム楽曲をメインにして、サブ扱い)A弥、B子、C太、D音の「終焉」を描きます。各々の視点から物語が語られるので、同一の場面が何度も出てきたりします。ただ、削られている部分があったり、その削られている部分が補完されたりしてます。
     その部分に秘密があったのかもしれませんが、少々同じ事を繰り返されるのは面倒でした……。この繰り返しという言葉が実はキーワードだったりするのかもしれません。

  • “A弥はもう、居なくなっている。

    あれはA弥じゃない。きっと明日にはオレをこうやって殺そうと思ってるんだ。
    危ないところだった。まったくもって危ないところだったよ。
    だってそうだろう?オレのことを、幼馴染で、唯一の親友のオレのことをさ、こんな風に、殺そうってしないだろう?これはもう疑いようの無い、微塵の疑いようの無い証拠だよ。とにかく今、A弥のあの形をしているアイツはA弥じゃない。
    アイツこそが「キツネ」……つまり、裏切り者。

    ——アイツを殺せば、ゲームは終わる。

    A弥はまだ大丈夫なのだろうか?とにかく、このくそったれなゲームを終わらせて、早くA弥を助けなくては。”[P.169]

    キツネは、だれ?

    “——目の前のコレはB子じゃない。

    私が、私が完璧なB子になってあげる。そして、B子を助けてあげる。

    ——バキッ!

    私は、さっきまで私だったものから、少しだけ距離を置いて、優しい口調で告げた。

    「……私があなたを守ってあげる」

    そして手にしたハサミを大きく上に掲げた。

    ——そう、私が知っている、理想のあなたを、守ってあげる。”[P.228]

  • ホラーだけど、おもしろい!!

全14件中 1 - 10件を表示

スズムの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×