- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840152532
作品紹介・あらすじ
隕鉄を集める旅に出るセシリー、ルーク、リサ。道中はさながら新婚旅行のような雰囲気だ。途中、流星群が観測されたという噂のある軍国に立ち寄り、シャーロットが流星の引き上げられた港まで案内してくれることになるのだが、出発前に現れたのはシャーロットに扮した軍国の少女王ゼノビアで…。一方、件の港には、新大陸からの女使者が交易を求めて、海賊たちが荒ぶる海域を越えて来港していた。港の男と渡り合う剛胆な彼女の正体は-!?アリア・リサ再会までの300年を駆け抜ける、疾風怒涛の番外編、つかまつる!!!
感想・レビュー・書評
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表紙は時間を経たリタな最終巻。
番外編だけども本編ですごい良かった!
本編が終わってからアリアを解放するまでの途方もなく長い時間を過ごすリサの話。
300年もの間槌をふるい続けるのは想像もつかないぐらい孤独だろうなあ。
しかも完成させなくとも悪魔は復活しないだろうということも示されてしまうのだから。
主人公を含むそれそれのキャラの続きや、最後がしっかりしれてよかった。
数行でもいいのでリサとアリアのその後も知りたかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんでやねんで終わったと思ったら続いとった。
結論として微妙なんは変わらなんだな。 -
前巻で完結…ということだったけど、どう見ても本編、完結編の16巻。サブタイトル通りリサのための本。
しかし、ここに来て重要キャラが新登場とは…(^^;
ごくろうさまでした、リサ。よかったね。 -
最終巻と銘打った前巻に対し、今回は後日談的な位置づけ。
前巻で残ったもやもや感というか、物足りなさを補って余りある良い内容でした。
ちょっと唐突すぎるかなとか煮込み足りないなと思う展開は相変わらずですが、作者の登場人物たちを幸せにしてあげたいという想いがとても伝わってきました。
ハーレム学園もの全盛の時代に、剣と魔法の王道ファンタジーの砦を堅守した作者様には拍手と労いの言葉を送りたいものです。
ほんとうにおつかれさまでした、そして素晴らしい作品をありがとうございました。
個人的な思いとして、出版社が違えばもっと壮大に、かつ長く続く作品となったのではと残念ですが、未練ですね・・・^^; -
あとがきにもある通り、番外編ではなく、本編から続く長いエピローグ。ルークの最期とリサの生き様は泣ける。このシリーズ、力づくで男性を落としにかかるマッチョな女性ばかりだったけど、最後の最後で、そうじゃない男が出てきて、なぜか安心した。
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ラストエピソードな番外編。だと思ったらガッツリ本編から続いてたでござる。序盤はヴァルバニル封印後で今までのような重厚な感じがなく、割とまったり読み進められました。ただメインの人物たちのそういった描写はリサ編を魅せる布石だったかなと。多くの出会いや別れを経験せざるを得ない立場で、それぞれの受け継がれていく意志を見ていくのはどんな気持ちだったろう。「乗り越えてきたのは私なんだ」と自らに言い聞かせるリサがすごく印象的でした。セシリーが言ったようにリサも幸せになれていると信じます。本当に作品完結、お疲れ様でした!
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0193
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ヴァルバニルを封印してから、リサがアリアを介抱するまでの長い長いエピローグ。大好きだった知人を見送り、長い月日に精神を蝕まれながらも耐えたリサへの最後のご褒美が幸せすぎました。