- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840225465
作品紹介・あらすじ
第4の「稀存種」としての能力に目覚め、機械都市バベルでケモノ殱滅のためのウエポンとして慣れない生活を始めたルナ=イル。そして、前回の戦闘で負傷したため、降格してしまった変異種の少女シオン。二人は共に真の能力を発揮できず、苦悩の日々を送っていた。だが、その背後では、彼らが護るべき「村」とエデン本部とを同時に襲う大きな異変が起こりつつあった…。かつてエデンに存在していた「繭」の力とは?そして、その影に蠢く新たな「稀存種」とは?「ルナティック・ムーン」待望の続編。
感想・レビュー・書評
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2巻です。
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2巻はヒロイン、シオン=エシュの苦悩にスポットの当たったお話です。
1巻似て強き意志を見せた彼女ですが、実はとても悲しい過去を持っています。
そしてその過去は未だ消化不良で彼女を苛み続けているのです。
私はシオン=エシュ程共感したキャラクターは存在しません。
その苦悩に至る心情や、苦しみ方が似ている気がして
私は彼女の苦悩が描かれる度に胸を痛めるのです。
そんな彼女に「一緒に頑張ろう」と歩み寄ったルナが素敵です。 -
相変わらずのダークな世界観。
読んでいてつらくなるような展開ばかりで、先を読むのがいつも怖くてたまりません。
でも今回はラストは次につながると思うので、今後に期待。
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それはただ受け止めて切り裂いて踏み越えていくだけの、希望も絶望も祈りも願いも無意味で無価値で無駄な存在である世界だった。<br>◆<br>2004.12.14.読了。所有。視点移動で気になったのは頻度。あまりに早いのでハラハラドキドキできないというか。月と灰かぶり魔女が別の場所にいたせいでしょうか。