とある魔術の禁書目録(インデックス) (10) (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2006年5月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840234283
作品紹介・あらすじ
7日間にわたって開催される「大覇星祭」。運営委員の吹寄制理やチアリーディング姿の月詠小萌、名門お嬢様学校の御坂美琴など、学園都市のすべての教師と生徒が一丸となって取り組む超大規模イベントだ。そこに、ひとつの波紋が広がった。『使徒十字』。そう呼ばれる存在が、上条当麻の大切な人たちの夢をあっけなく破壊していく…!上条当麻は走る。誰もが期待し、楽しんでいた「大覇星祭」を取り戻すために。科学と魔術が交差するとき、物語は始まる-。
感想・レビュー・書評
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上条さんが相変わらずで安心する。
それよりも今回はステイルの奥底が少しだけ垣間見えたのが良かった気がする。
いつも冷徹なようで、しっかりと優先順位を定めた上で行動しているのがよく分かったよ。しかも、ガッチガチに優先順位に縛られるようでは無いみたいだしね。
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結局は上条達が起こした行動は無意味になってしまったということかな?まあ、様々な部分に多大な影響を与えているけど、本人は自覚しているのかな?してないよな。
コミック版の「とある科学」の方でも大運動会をやっているみたいだけど、パラレルワールドだったりするのだろうか。同一世界だとしたら、上条さんは大変だな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
他人の幸せを勝手に定義することは傲慢以外の何物でもない。
他人に押し付けられた幸せも、また幸せの一つかもしれないけど、それを幸せと感じるかどうかはその人の自由だ。
ならば、それを強制的に幸せと感じさせるモノが、幸せを呼び込むものとは思えない。
例えそのことに全く気付かないとしても。 -
読了。
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まワンパターンといえばワンパターンだしラストバトルが盛り上がったかというとそうでもないんだが、今回はなんといってもステイル回と言ってもいいぐらいステイルがいい味出してたし(小萌先生とフラグ)久方ぶりにスポットが当たった姫神ちゃんが実に健気だったんもグッドだったかと。
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学園都市の合同運動会「大覇星祭」で起こった事件の後編になります。
「使徒十字」(クローチェディピエトロ)によって、学園都市をローマ正教の傘下に収めることを画策するオリアナ=トムソンとリドヴィア=ロレンツェッティの2人を、上条たちが追いかけます。
このところ影の薄かった姫神秋沙の心情描写が、ストーリー全体を引き締めています。他方で、もしかするとミステリの要素を取り入れようと意図したのかもしれませんが、謎解きの説明がゴチャゴチャしていて、ストーリーのテンポを乱してしまっているような印象を受けた点が、少し気になりました。 -
9巻の続巻となる.9巻同様の感想.