ねころんで読める呼吸のすべて: ナース・研修医のためのやさしい呼吸器診療とケア

著者 :
  • メディカ出版
4.33
  • (4)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 60
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840454322

作品紹介・あらすじ

「体位ドレナージに根拠はあるの?」。看護ケアの素朴なギモンから、「世界一簡単な胸腔ドレーンの原理」といった研修医必見の知識まで、日常のケア・診療で明日から使える目からウロコのエッセンスが満載! 楽しい4コマ漫画つきで、100分でパッと読めて日々の業務ですぐに「違いを出せる」一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • R1.11.11 読了。

     ナースや研修医のためのやさしい呼吸器診療とケアについて書かれた本。確かに分かりやすかった。

  • 呼吸器疾患の人は意外と多い。この本は看護師・若手医師向けに書かれているのだが、著者が疑問だったことをわかりやすく解説しているためこちらもすんなり入ってくる文章である。
    風邪を引かないよう予防でうがいをおこなったりするが、その「うがい」の語源は鵜飼いの作業様子からうまれた言葉や、よいと思って薬やお茶など使ってうが
    いをしているが、水道水でも十分だったという、知っていても再確認できるような内容である。
    最後はなんといってもチャプターごとにテーマに沿った4コマ漫画があり、ひと笑いできる本でもある。

  • WY163

    【1章:病棟編】
    ◆1. うがいのエビデンス ~水道水でいいのだ~
    〜◆9. 喀痰吸引のエビデンス ~どう吸うのか?~

    【2章:症状編】
    ◆1. 最も効果のある鎮咳薬 ~早く咳を止めたい~ 
    〜◆4. 呼吸困難感のスケールは何が主流? ~ヒュー・ジョーンズ分類は時代遅れ?~

    【3章:診察編】
    ◆1. 呼吸数、どうやって数える? ~数より重要なこと~
    〜◆6. 呼吸機能検査で覚えるべき数字 ~「70%」~

    【4章:疾患編】
    ◆1. いまさら聞けない呼吸器疾患 ~気管支喘息とCOPDの違い~
    〜◆5. 最も出合いたくない呼吸器疾患 ~間質性肺炎の急性増悪~

    【5章:治療編】
    ◆1. なぜCO2ナルコーシスに酸素を投与すると危ないのか? ~COPDの患者さんへの酸素投与~
    〜◆10. 呼吸器科の究極の命題 ~DNARをとるなんて言わないで~

  • 研修医、看護師向けと記載されていますが薬剤師でも理解できる内容です。
    その気になれば1日で読み終わります。そして安い。
    医師との共通言語を理解する導入編としてもおすすめです。
    正誤表も著者のホームページに丁寧に記載されていますので合わせてご確認ください。
    http://pulmonary.exblog.jp/23112765/

  • 2015/7/11読了。
    「ねころんで読める〜」シリーズがわかりやすくて好き。加えて、今年呼吸についての理解を深める研修を受けているので参考図書になればと思い購入。


    胸膜癒着、胸腔ドレーン、酸素療法などに関して基本的なことに絞って記載してあった。特に酸素療法の評価など、今の研修でも学んだ内容に関する事が書いてあったので復習になってよかった。

    相変わらず四コマが意外にクスリとさせる内容(笑)

  • 基礎を見直すのにいいと思う。

  • 呼吸器のつまづきやすい部分についてわかりやすく書いてある。

    臨床でよく見る間質性肺炎、鎮咳薬や去痰薬・吸入薬、胸腔ドレーン、酸素化の評価や酸素投与方法について、何度勉強してもややこしかったり難しく感じていたが、この本は理解の入り口として最適。
    文章量も多くなく、気負わず、軽い読書として読むことができる。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

国立病院機構近畿中央呼吸器センター医師。2000年比叡山高校卒業。2006年滋賀医科大学医学部医学科卒業。洛和会音羽病院を経て2008年より現職。日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医、日本感染症学会感染症専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本結核・非結核性抗酸菌症学会結核・抗酸菌症認定医・指導医、インフェクションコントロールドクター。Yahoo!ニュース個人オーサー・公式コメンテーター。

自身のブログ(「呼吸器内科医」http://pulmonary.exblog.jp/)、メディア(Yahoo!ニュース個人、日経メディカル、CareNet、MedicalTribuneなど)、医療従事者向け雑誌などで執筆しています。

自身が得た知識をできるだけたくさんの人にシェアし、それが回り回って患者さんの幸せにつながればいいなと思っています。小さい頃から夢見ていたお医者さんになることができ、支えてくれた全ての人に感謝する毎日です。

「2023年 『ポケット呼吸器診療2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

倉原優の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×