ねころんで読める呼吸のすべて: ナース・研修医のためのやさしい呼吸器診療とケア
- メディカ出版 (2015年6月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840454322
作品紹介・あらすじ
「体位ドレナージに根拠はあるの?」。看護ケアの素朴なギモンから、「世界一簡単な胸腔ドレーンの原理」といった研修医必見の知識まで、日常のケア・診療で明日から使える目からウロコのエッセンスが満載! 楽しい4コマ漫画つきで、100分でパッと読めて日々の業務ですぐに「違いを出せる」一冊。
感想・レビュー・書評
-
R1.11.11 読了。
ナースや研修医のためのやさしい呼吸器診療とケアについて書かれた本。確かに分かりやすかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
呼吸器疾患の人は意外と多い。この本は看護師・若手医師向けに書かれているのだが、著者が疑問だったことをわかりやすく解説しているためこちらもすんなり入ってくる文章である。
風邪を引かないよう予防でうがいをおこなったりするが、その「うがい」の語源は鵜飼いの作業様子からうまれた言葉や、よいと思って薬やお茶など使ってうが
いをしているが、水道水でも十分だったという、知っていても再確認できるような内容である。
最後はなんといってもチャプターごとにテーマに沿った4コマ漫画があり、ひと笑いできる本でもある。 -
WY163
【1章:病棟編】
◆1. うがいのエビデンス ~水道水でいいのだ~
〜◆9. 喀痰吸引のエビデンス ~どう吸うのか?~
【2章:症状編】
◆1. 最も効果のある鎮咳薬 ~早く咳を止めたい~
〜◆4. 呼吸困難感のスケールは何が主流? ~ヒュー・ジョーンズ分類は時代遅れ?~
【3章:診察編】
◆1. 呼吸数、どうやって数える? ~数より重要なこと~
〜◆6. 呼吸機能検査で覚えるべき数字 ~「70%」~
【4章:疾患編】
◆1. いまさら聞けない呼吸器疾患 ~気管支喘息とCOPDの違い~
〜◆5. 最も出合いたくない呼吸器疾患 ~間質性肺炎の急性増悪~
【5章:治療編】
◆1. なぜCO2ナルコーシスに酸素を投与すると危ないのか? ~COPDの患者さんへの酸素投与~
〜◆10. 呼吸器科の究極の命題 ~DNARをとるなんて言わないで~ -
研修医、看護師向けと記載されていますが薬剤師でも理解できる内容です。
その気になれば1日で読み終わります。そして安い。
医師との共通言語を理解する導入編としてもおすすめです。
正誤表も著者のホームページに丁寧に記載されていますので合わせてご確認ください。
http://pulmonary.exblog.jp/23112765/ -
2015/7/11読了。
「ねころんで読める〜」シリーズがわかりやすくて好き。加えて、今年呼吸についての理解を深める研修を受けているので参考図書になればと思い購入。
胸膜癒着、胸腔ドレーン、酸素療法などに関して基本的なことに絞って記載してあった。特に酸素療法の評価など、今の研修でも学んだ内容に関する事が書いてあったので復習になってよかった。
相変わらず四コマが意外にクスリとさせる内容(笑) -
基礎を見直すのにいいと思う。
-
呼吸器のつまづきやすい部分についてわかりやすく書いてある。
臨床でよく見る間質性肺炎、鎮咳薬や去痰薬・吸入薬、胸腔ドレーン、酸素化の評価や酸素投与方法について、何度勉強してもややこしかったり難しく感じていたが、この本は理解の入り口として最適。
文章量も多くなく、気負わず、軽い読書として読むことができる。