国造制の研究: 史料編・論考編

制作 : 篠川 賢  大川原 竜一  鈴木 正信 

• 八木書店 (2013年5月15日発売)

作品紹介・あらすじ

【史料編】
<br/>・北は東北地方南部から南は九州地方南部まで、全国の有力豪族が任命された「国造」（こくぞう／くにのみやつこ）に関する史料を収集。出土文字史料など最新成果も反映。
<br/>・主要史料となる「国造本紀」には、諸写本38本により厳密な校訂をくわえ翻刻。
<br/>・翻刻底本とした最古写本「卜部兼永本」（天理図書館所蔵）の影印を収録。
<br/>・各国造には、関連史料にくわえ、所在・氏姓・系譜などを掲載。
<br/>・文献目録4000本（国造全般：600本〔本書史料編〕／国造別：3400本〔付録CD〕）を収録。
<br/>
<br/>【論考編】
<br/>　第Ⅰ部では、膨大な研究史をまとめ、国造本紀の諸写本の特徴を整理。第Ⅱ部・第Ⅲ部では、文献史学と考古学が協業し、国造制の諸問題に取り組んだ論考・コラムを収録。

感想・レビュー・書評

[大田別 稲吉さんの感想 · 2014年1月28日]

先代旧事本紀国造本紀の影印、校訂文や、国造関係史料集、国造関係論文リスト、国造についての論文１３本など、現在の国造研究の到達点を示す。
加藤謙吉氏の「尾張氏・尾張国造と尾張地域の豪族」などおもしろい。
「高すぎて買えんわ！」とツイッターで愚痴ったら、出版社の公式アカウントから「図書館にリクエスト汁」とリプをもらったのでそうしたよ