いちばんわかりやすい電子書籍の本 自分で書く、作る、配る、売る方法
- エムディエヌコーポレーション (2011年7月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844362098
作品紹介・あらすじ
電子書籍の企画・執筆・編集のテクニック。EPUBやPDF形式の電子書籍を自分で作成する。ストアへの登録や配布方法、宣伝活動まで。
感想・レビュー・書評
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「いちばんわかりやすい」と表題にもあるように、この本は、説明もレイアウトもシンプルで分かりやすいものになっています。
この本も、「そもそも、電子書籍って何?」という所から始まって、配布・販売、宣伝までの、個人による電子書籍出版にまつわる一通りのことを扱っています。
この本の特徴の一つは、本の前半分を、企画の立て方、文章の書き方、編集の仕方といった、本の書き方に当てている点です。電子書籍と云う物を聴いて初めて本を作ろうと思い立ったという人も居るでしょうから、こういう部分も必要でしょう。
次に、画像編集ソフトを使った、表紙や本の途中に挿入する写真やイラストの用意に、多少のページを割いて説明している点が特徴と言えるでしょう。PhotoshopやGIMPといったものを既にお使いの方にとっては、今更といった所でしょうが。
さて、本の作製の部分では、ワープロからテキストファイルで書き出して、Sigilに読み込んで編集を行っています。見出しや目次の作成や図版の追加などは全てSigilの上で行っています。
ワープロからHTMLで出力してSigilにというやり方では、どうしても、部分的にマークアップの書き直しが必要になるらしく、そこの所が、面倒臭そうだなあと思っていたのですが、この本のやり方なら、それ程苦にならない感じです。
最後にバブーでの販売の仕方などが書いてあります。
出版元のサイトから、本の中で使われたのと同じサンプルデータがダウンロードできます。(実際に落としてみました)
パソコン関係のことが余り詳しくないと言う人にも分かり易い一冊だと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
期待してたKindleやiBooksの仕組みについてはほとんど記述が無く、残念。書籍を出版するハードルは下がり、販売の難易度が上がっている。
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パブーを使いこなしたくて買ってみた。
でも、パブーのことはほんの一部分しか載っていなかったので、そういう意味ではちょっと失敗。
だけどフリーできれいに表紙を作成する方法など、電子書籍について一通り知りたい場合は、確かにわかりやすい。
タイトルにあるように、書く、作る、配る、売る、についてどれかをやりたい場合はこれを買って調べてみるといい。 -
sigjil