風のくわるてつと (立東舎文庫)

著者 :
  • 立東舎
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本棚登録 : 73
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845627813

作品紹介・あらすじ

伝説のバンドはっぴいえんどの在籍時に、松本隆が認めた詞、エッセイと短編小説を収めた作品。齢わずか19〜22歳の青年が残したこれらのテキストが、発表後40年以上経っても色褪せず、ますます魅力を増しているのは驚くべきことだと言えるでしょう。70年代の空気を伝えるだけではなく、「ほんとうは誰の心の中にも存在している」風街という幻の土地へのガイドブックになっているのが、その大きな理由かもしれません。もちろん、それを支えるのは著者ならではの特異な言葉の扱い方。ぜひ熱いお茶(または珈琲)を飲みながら、風街の風景を堪能してください。

感想・レビュー・書評

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  • 喫茶店で
    松本隆さんから聞いた
    こと

    が面白かったので、周辺の書籍にも手を伸ばしてみた。


    へそ曲がりな春氏のこと  144

    晴臣さんだよね。

    この人が歌った 風をあつめて

    100ページから102ページがハイライトかな。

    これは最近何かのCMでも使われている。

    出世作の一つなんだろうね。

    春さんともナイアガラさんとも交流があったのは、
    宝物だね。

  • 知らなかったが、この本は1972年に出版された本の再版である。松本氏がまだ20代前半で、この頃からすでに作詞家としての片鱗を見せていたことがわかる。はっぴいえんどのほとんどの詞を手掛け、そのはっぴいえんどのアルバム、特に「風街ろまん」の詞を中心にエッセイ的にまとめられている。あらためて詞をよく読むと氏の感受性のすごさがわかった。そういえば、1981年の「ルビーの指輪」も風と街が最初にいきなり登場する。なるほど。

  • 夏が来そうなので、本棚で目にとまったので、買ってみた。

  • 作詞家・松本隆がはっぴいえんど活動時期と重なる1969〜1972年に書いた詞とエッセイと短編小説をまとめたもの。作詞家初期の詞がまとめて読めること、そして風街を形作る想像力を喚起させる文章たちは色褪せない。立東舎文庫、いい仕事!

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著者プロフィール

アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター教授

「2020年 『ベトナム語版 わかる!話せる! 日本語会話基本文型88』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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