- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845627813
作品紹介・あらすじ
伝説のバンドはっぴいえんどの在籍時に、松本隆が認めた詞、エッセイと短編小説を収めた作品。齢わずか19〜22歳の青年が残したこれらのテキストが、発表後40年以上経っても色褪せず、ますます魅力を増しているのは驚くべきことだと言えるでしょう。70年代の空気を伝えるだけではなく、「ほんとうは誰の心の中にも存在している」風街という幻の土地へのガイドブックになっているのが、その大きな理由かもしれません。もちろん、それを支えるのは著者ならではの特異な言葉の扱い方。ぜひ熱いお茶(または珈琲)を飲みながら、風街の風景を堪能してください。
感想・レビュー・書評
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喫茶店で
松本隆さんから聞いた
こと
が面白かったので、周辺の書籍にも手を伸ばしてみた。
へそ曲がりな春氏のこと 144
晴臣さんだよね。
この人が歌った 風をあつめて
100ページから102ページがハイライトかな。
これは最近何かのCMでも使われている。
出世作の一つなんだろうね。
春さんともナイアガラさんとも交流があったのは、
宝物だね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知らなかったが、この本は1972年に出版された本の再版である。松本氏がまだ20代前半で、この頃からすでに作詞家としての片鱗を見せていたことがわかる。はっぴいえんどのほとんどの詞を手掛け、そのはっぴいえんどのアルバム、特に「風街ろまん」の詞を中心にエッセイ的にまとめられている。あらためて詞をよく読むと氏の感受性のすごさがわかった。そういえば、1981年の「ルビーの指輪」も風と街が最初にいきなり登場する。なるほど。
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夏が来そうなので、本棚で目にとまったので、買ってみた。
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作詞家・松本隆がはっぴいえんど活動時期と重なる1969〜1972年に書いた詞とエッセイと短編小説をまとめたもの。作詞家初期の詞がまとめて読めること、そして風街を形作る想像力を喚起させる文章たちは色褪せない。立東舎文庫、いい仕事!