クリストファー・ノーラン 時間と映像の奇術師

  • フィルムアート社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845921423

感想・レビュー・書評

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  • ノーランの映画が好きで、それを綺麗な写真と小話で振り返ることができる。繰り返し読みたい。
    でも、やっぱり映画見たくなる

  •  出た当時(2023/7)は目にした覚えはなかったけど、『オッペンハイマー』が公開され(2024/3/29)て、話題になると書店で平積みされていたり、映画コーナーで目立つように置かれるようになり、読んでみた。

     本書も最新作『オッペンハイマー』までの網羅しているので、時宜を得た一冊と言えるかと。

     クリストファー・ノーランが、先人からどのように影響を受け、その思想や技術を吸収し咀嚼し、自分の作品に落とし込んでいるかを、やや冗長に語っている。

     決して『TENET』の謎解きや、撮影秘話が聞けるものではないが、ノーラン作品副読本として、一度は目にしておくとよいかもしれない。
     彼の発想と、作為の裏読みに、多少、寄与しそうだ。

  • 《ノーラン好きは必見》
    彼の生い立ちに沿った映画紹介でトリックの概説や小話などもある。私は彼の映画が好きなので楽しめた。

  • 現在世界で最も新作や動向が注目される映画監督の1人であるクリストファー・ノーランの全作品を解説した一冊。一つひとつの作品のストーリー解釈よりも「時間を操る」という作家性を中心に据えた構成。CGに否定的なリアル志向やフィルム撮影へのこだわり等、ファンにはお馴染みの内容も少なくないが非常に丁寧にまとめられている。ノーラン入門本としても復習本としても最適。本書を片手に配信で映画を観るのも良いかもしれない(ノーランは映画館で観てほしいと言うだろうけどw)なお、この感想を書いている時点では最新作『オッペンハイマー』の日本公開は未定の状態。

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著者プロフィール

ロンドン在住の著名な映画ライター。
世界に名だたる映画雑誌『エンパイア』の元編集者であり、現在は「The Times」「Independent」などに映画の記事を執筆中。
著書にリドリー・スコット監督の代表作『エイリアン』シリーズの歴史を紐解いた『エイリアン・コンプリートブック』、『魔法への招待:ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 メイキング・ブック』『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 レンズと光の魔法――メイキング・ブック』『ティム・バートン 鬼才と呼ばれる映画監督の名作と奇妙な物語』などがある。"

「2019年 『スティーヴン・キング 映画&テレビ コンプリートガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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