八月のシャハラザード

著者 :
  • 論創社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846001278

感想・レビュー・書評

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  • ゴーストもの?は苦手で、こんな機会がなければこの本を手にすることは無かったと思う。
    死んだけどまだこの世に未練があって、大好きな人にお別れを言いに行ったり、相手には自分が見えないことにもどかしさを感じたり、こっそり恋人を守ったり……と、ワンパターンでお涙ちょうだいなイメージがある。

    だから、恋人に最後のお別れを言いたい売れない役者と、自分を裏切った仲間に仕返しがしたい強奪犯が、夜明けまで現世に留まることを認められ……というあらすじを見た時、少しうんざりした。

    ところがそんな予想は裏切られ、のめりこんで一気に読み切ってしまった。

    お互いの手首を布で繋がれた、水着にウキワ姿の幽霊とヤクザの男の息ぴったりな掛け合いがテンポ良く、ぽんぽん進むギャグ展開を楽しんでいるうちに、クライマックスで泣かされてしまう。

    最後のお別れのシーンの川本がハードボイルドでめちゃくちゃかっこいい。

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著者プロフィール

高橋いさを(たかはし・いさを)
1961 年、東京生まれ。劇作家・演出家。
日本大学芸術学部演劇学科在学中に「劇団ショーマ」を結成して活動を始める。
2018 年に「ISAWO BOOKSTORE」を立ち上げて活動中。著書に『バンク・バン・レッスン』『極楽トンボの終わらない明日』『八月のシャハラザード』『父との夏』『モナリザの左目』『I-note 演技と劇作の実践ノート』『映画が教えてくれた――スクリーンが語る演技論』(すべて論創社)など。

「2021年 『獄窓の雪 帝銀事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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