真夜中のファイル: 高橋いさを短篇戯曲集 (theater book 12)
- 論創社 (2010年1月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846009526
感想・レビュー・書評
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あとがきに『一人の作家のなかにあるサニーサイドとダークサイドが一気に楽しめる構成になっているはずなので、笑って泣いてホンワカした後、身を凍らせて怖がってくれれば、うれしい。』とあったが、前2作、『愛を探して』と『あなたと見た映画の夜』は淡々とした雰囲気が漂い、最後の1作、『真夜中のファイル』(オムニバス)はもっと殺人行為に踏み込んで欲しかったと感じた。
どの作品も起承転結の転が弱い感じもある。
あと、『真夜中のファイル』中の『帰郷』と言う作品は、大正3年に書かれた『剃刀』(中村吉蔵 作)に似ている構成だったと感じたのは僕だけだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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