真夜中のファイル: 高橋いさを短篇戯曲集 (theater book 12)

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  • 論創社
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846009526

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  • あとがきに『一人の作家のなかにあるサニーサイドとダークサイドが一気に楽しめる構成になっているはずなので、笑って泣いてホンワカした後、身を凍らせて怖がってくれれば、うれしい。』とあったが、前2作、『愛を探して』と『あなたと見た映画の夜』は淡々とした雰囲気が漂い、最後の1作、『真夜中のファイル』(オムニバス)はもっと殺人行為に踏み込んで欲しかったと感じた。
    どの作品も起承転結の転が弱い感じもある。
    あと、『真夜中のファイル』中の『帰郷』と言う作品は、大正3年に書かれた『剃刀』(中村吉蔵 作)に似ている構成だったと感じたのは僕だけだろうか。

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著者プロフィール

高橋いさを(たかはし・いさを)
1961 年、東京生まれ。劇作家・演出家。
日本大学芸術学部演劇学科在学中に「劇団ショーマ」を結成して活動を始める。
2018 年に「ISAWO BOOKSTORE」を立ち上げて活動中。著書に『バンク・バン・レッスン』『極楽トンボの終わらない明日』『八月のシャハラザード』『父との夏』『モナリザの左目』『I-note 演技と劇作の実践ノート』『映画が教えてくれた――スクリーンが語る演技論』(すべて論創社)など。

「2021年 『獄窓の雪 帝銀事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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