ブランディングズ城の救世主 (論創海外ミステリ 310)

  • 論創社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846023454

作品紹介・あらすじ

静寂を好み、花々を愛(め)で、愛豚を慈しむ。都会の喧騒を嫌い、ブランディグズ城に帰ってきたエムズワース伯爵を待ち受ける災難。豚盗難計画や富豪令嬢の婚約問題など、次々と巻き起こる珍騒動を円満解決するためフレッド叔父さんが奮戦する。

感想・レビュー・書評

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  • ブランディングズ城の城主•エムズワース卿は苦労が絶えない。しかし、本作の主役はフレディ伯父さんことイッケナム伯爵だ。大富豪の娘•マイラと、牧師補のベイリーの間を取りもち、愛し合い二人を引き裂こうとする様々な障壁を見事に取り除くのだ。その過程でエムズワース卿の愛豚•エンプレスの盗難騒動やら何やらがあって、ブランディングズ城では一瞬たりとも退屈な時は無いのである。

    それにしても毎度毎度、偽名を使った人間を城の中に引き込んだり、城内にず〜っと滞在している人間が城主の豚を盗んで売りとばそうとしていたり、
    「アンタらには『同義』ってもんが無いんかい」
    と、言ってやりたい!
    だって、それらの人が『〜伯爵』とか『〜侯爵』を名乗ってたりするんだもんなぁ。ま、そこが面白いんだけどね。

  • 毎度安定の混乱ぶり。

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著者プロフィール

1881年~1975年。イギリスの国民的作家。数多くの長篇・短篇ユーモア小説を著して、幅広い読者に愛読されている。

「2013年 『〈DVD〉天才執事ジーヴス vol.2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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