アイヌ差別問題読本: シサムになるために (プロブレムQ&A)

著者 :
  • 緑風出版
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846104177

感想・レビュー・書評

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  • アイヌの歴史と差別について概観できる本。議員にアイヌの人がいると、表立って反対や無視するようなことができず、超党派で取り組むことができる。アファーマティブアクションは重要だと思いました。

  • 新聞記者の方がまとめた資料だけあって、広範囲によく調べている。
    著者は学術的な根拠を問題にしている分けではない。
    参考文献に自分で当たろう。

    アイヌ文化に興味を持つきっかけになるとよい。

  • 大変興味深いです。

    たまたま行った図書館で目に留まったので借りてみました。

    で、全然アイヌのこと知らないと言うことに、気づきましたね。
    だってアイヌ関連のことって、本当にメディアで拾えない。
    それだけ、ローカル問題になってしまっていると言うことかしらね。

    前半は古事記や日本書紀にも関連してくるので、楽勝で面白かったし、
    蝦夷の時代からのアイヌ受難の歴史は、日本人として本当に胸が痛かったです…。

    たしかに大和民族は、古事記の時代からやり方が汚い。
    しかも、それを恥じてない…。

    純粋なアイヌの人々が、どんどん、どんどん虐げられていく様は
    読んでて辛かったです。
    しらんかったなぁ…と。

    本は、Q&A形式で章が進められていて入りやすいのですが、後半(戦後)あたりになると作者の憤りがかなり入魂されていて、正直重たいです。
    もう少し客観的に書かれていたほうが良かったのでは…。
    本のタイトルが指す部分は、まさしくこの後半部であろうと思います。

    そういう訳で、前半部がお勧め。
    特に、古代史好きは読んで損はしませんよ
    紀元前の、大陸からの民族流入から話が始まりますからね(笑)。

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著者プロフィール

1947年、東京都生まれ。北海道大学法学部卒業。新聞記者を経てフリー・ジャーナリスト。著書に『職業としてのフリー・ジャーナリスト』(晩聲社)『プロブレムQ&A アイヌ差別問題読本』『プロブレムQ&A ガン〝告知〟から復帰まで』『許されるのか? 安楽死』『医療現場は今』『アイヌ共有財産裁判』『どう考える? 生殖医療』『ペンの自由を貫いて』『「北方領土問題」読本』(共に緑風出版)『ガン告知最前線』(三一書房)『塀のなかの民主主義』(潮出版社)『しょっぱい河││東京に生きるアイヌたち』(記録社)『「がん」を生きる人々』(時事通信社)など。訳書に『がんサバイバル』(緑風出版)『操られる死』(時事通信社、共訳)などがある。
2012年、逝去。

「2019年 『アイヌ近現代史読本 増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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