中村俊輔式 サッカー観戦術 (ワニブックスPLUS新書)

著者 : 中村俊輔

• ワニブックス (2019年2月19日発売)

感想・レビュー・書評

[シマウマさんの感想 · 2020年9月18日]

ビルドアップ、バックパスまでも楽しんで観戦できる。
現代サッカーではかつてのようなトップ下のファンタジスタは生まれにくい。
著者が主張する時間がない時の観戦方法は参考になる。前後半開始15分〜30分を観戦する。通常、前後半開始と終了間際にゴールが集中するが、そこを見るのではなく、あえて外して違う時間帯を選択しているのが面白い。現役選手ならではの発想である。

[deroderohさんの感想 · 2020年2月2日]

中村俊輔のサッカー観戦へのアドバイス。

サッカーをマニアックに語る訳ではなく、初心者でも楽しめるように一般的な内容が多い。

中村俊輔が語るというから、かなり真髄に触れるのかなと思うが、わりとさらさらと平易に語る。

でも、そこがかっこいい。
本当にサッカーが好きだから、本当に実力、自信があるからこそ、自分を大きく見せる為の薀蓄など語らない。

シンプルに、本質を語ると、一般的に語られている内容に近づくのだろう。

3バック、4バックの陣形の違いから始まりつつ、中々そこまで見切れているファンはいないのではという視点まで、ちらちら書いてあり、そのちらりと見せる造詣の深さが流石。

あとは、やはり日本を背負ってきたサッカープレイヤーの言葉の重み。思い出深い試合への感想や、現在のサッカーに対して、司令塔MFは時代遅れになりつつある、など、本人の口から語られると、哀愁漂いながら、価値がある発言だなと感慨深く思える。

[たくみさんの感想 · 2022年8月28日]

観戦術というよりも、中村俊輔選手の考え方を知れる一冊。
やはりトップ下のファンタジスタについてのページは興味深かった。

[有井 努 Tsutomu Ariiさんの感想 · 2020年12月4日]

サッカー経験者なら当然わかると思いますが
現代サッカーはフォーメーションが試合の
途中でも変更がありますし、戦術もチーム毎
に色々と異なる部分があります。

ましてやテレビでボールを追っかけて観てい
るだけでは全く「試合を観た」とは言えない
のが現代サッカーの真髄です。

しかしこの本では、たとえテレビ観戦であっ
ても、どこにポイントを置いてみるべきか、
さらにビデオで一部だけを観る場合は、どこ
ら辺りの時間帯を観るべきかなど、「通」を
気取れるノウハウが満載の一冊です。

[chelsealoveさんの感想 · 2024年4月21日]

シンプルかつクリアな「観戦術」の解説。人それぞれの楽しみ方があるという前提で、随所に参考になる。

[unimarusakonさんの感想 · 2023年12月12日]

なんとなくわかっていたつもりの用語がよくわかった。
選手の特徴を知らないと、試合はわからないようだ。

[ドラソルさんの感想 · 2023年11月9日]

中村俊輔が読み解くサッカーについて。

自信の経験を元に様々なサッカー選手を取り上げており、説得力があった。

[わさんの感想 · 2023年7月22日]

古臭いトップ下としてサッカー人生を全うしたいという一文が印象に残った。サッカー戦術の変遷は目まぐるしい。また中村俊輔のような選手が最大の輝きを放つような時代が遠からず来るかもしれない。
フリーキックを蹴る際は、別世界にワープする感覚。とても興味深かった。
戦術について込み入った議論はないが、ファンなら手にとって損はないと思う。

[32eさんの感想 · 2023年4月7日]

もう少しリアルな地元chickな話しを聴きたかった。

[Atsushiさんの感想 · 2022年12月8日]

W杯2022カタール大会でサッカー熱が高まったので、中村俊輔さんの本を購入しました。内容としては、普通のことが分かりやすく言語化されているので、サッカー初心者•中村俊輔ファンなら購入してもいいかなというレベルです。