世界のニュースを日本人は何も知らない4 - 前代未聞の事態に揺らぐ価値観 - (ワニブックスPLUS新書)
- ワニブックス (2022年12月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784847066832
作品紹介・あらすじ
元・国連専門機関職員の著者が忖度なしで書く
37万部突破の大人気シリーズ 第4弾――
「世界はそんなことになってたのか!」
日本のメディアが報道しない驚きのニュース満載
(内容紹介[一部])
●「SDGs」が通用するのは日本だけだった!
●「外国人参政権」は海外でもぜんぜん広まっていない!
●イタリアで「極右女性首相」が誕生した理由
●海外が「動物愛護」が熱心なのは虐待がすごいから
●日本の中古空き家は外国人にとって宝の山
●欧州にとってのロシアの本当の立ち位置
●実は海外で評価されまくっていた「安倍元首相」
●日本のはたらく人の「労働条件」が悪い理由
●ロンドンは観光客からのボッタクリに
命をかける巨大な賭場!
●なぜ「エリザベス女王」は人気があったのか
●実は海外でも「ジェンダー平等」は進んでない!
●お骨を骨で拾う「日本の葬式」は
海外で奇祭として研究されていた!
●「サブスク」がオワコンになりつつある
●ウクライナの戦場に浸透する「日本アニメ」
●海外ではAIが人間として認識されはじめている など
世界を見る目が“ガラッ"と変わる!
新しい体験をあなたに。
感想・レビュー・書評
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ニュースなどでも耳にする内容や事象が海外では現実的にどう動いているのかを学べて衝撃でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Audible読了
シリーズ最新4作目。安倍首相襲撃やロシアによるウクライナ侵攻にも触れている。安倍さんの訃報に際しては、エリザベス女王だけでなくタリバンまでもが哀悼の意を送ったとは知らなかった。不勉強さに恥じ入る。
作者も良い意味で力が抜けてきたのか、欧州、日、米、カナダ、オーストラリアほか長所短所をまんべんなく挙げている。私的にはこの4作目が一番推し。
シリーズを通してイギリス人の扱いはとにかくひどい。さらに今回はロシア人のディスりが辛辣。ロシア旅行の帰り、出国時に賄賂を要求されて断ったら1日勾留されたという話。それを「おそロシア」に遭ったと笑い話にするタフネスさ。こんな刺激的な人生は今の自分にとっては考えられない。羨ましい。エッセイ的にも楽しめた。
語彙がキツい、軽薄な部分も目立つが、改めて作者はメディアに警鐘を鳴らしているのであって、私たちがミスリードされないよう注意喚起していると読み換えている。広い視野をもっておくこと、そして世界に通用するジャパンをもっておくこと。
それは大袈裟なことではなくて、スポーツで得意技を磨いて自信をつけておく、みたいな心持ちでいいんだと思う。 -
シリーズ第4弾。
最初に読んだ時は衝撃の連続で、興味深く読ませてもらいましたが、今では免疫ができてしまって(笑)。あいかわらずキレは抜群です。
『ロシアは巨大な灯油屋』には爆笑でした。 -
世界の時事問題を手っ取り早くサクッと学べる。
じっくり最初から読み進めるも良し、目次だけ見て興味があるところを読んでも良し。
話題数は豊富でサクッと読める分、深みは今ひとつ。物足りなさを感じるところ。
テレビはもちろん、ニュースをネットで読むようになると、偏りがあるうえに自分で取捨選択してしまいがち。
その点、自分では読まないような分野も補完できて、好き嫌いせずにちゃんと読むべきだなと改めて感じた。
ただ、やっぱりもう少し深みが欲しい。
これをきっかけに、自分でもっと調べるという行動に繋がればよいのかな。
最後に情報の得方があるのも良い。
当たり前のことしか書いてないけど、情報は上流を見るべきで、どのようにしてそういった情報にリーチするか具体的な方法が書いてある。
今世間を賑わせているニュースも、ちゃんと自分で考えて情報の本質を見極めるべき。 -
ワールドワイドな視点で国内外のトピックが客観的に評価せれており、日本や世界の価値観や考えを知る上で役に立つ1冊である。
本書の内容の一部として、世界基準で見た時に日本の左翼的思考は異常であると改めて感じさせられたが思想信条に絶対はなく、多くの人の著作を読んで自分の価値観を醸成する際の1冊として、本書は役に立つと感じた。
残念な点として、主観ではあるが主語述語等の文脈が若干雑で、意味を図りかねる箇所がいくつもあった。 -
世界の常識と日本の非常識がよくわかる。今の日本のマスコミと合致する。福島第一原発の処理水もそうだし、マスコミが自ら風評被害を助長している。ジャニーズ問題もマスコミが忖度して、報道しないから、何十年も繰り返してきたと思う。マスコミが変わらなけば何も解決しない。
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シリーズ4作目。過去の3作よりボリュームが増えて、内容はより痛快に。
この話はメルマガやTwitterでも取り上げられてたなぁとか、読みながら色々考えていたはずなのに。「残念な観光名所」の章のロンドンの地下鉄の話で何もかもが吹っ飛んでしまった。 -
ロシアのウクライナ進行
安倍元総理
ロンドンやヨーロッパの実像など
ロシアのウクライナ進行で、近くて遠い国のロシアについて改めて考えてしまいました。
日本はロシアの文化に寛容でしたが、ヨーロッパではむしろ、排除の対象であるとか。ロシアでは、自国の文化よりも西洋の文化に憧れがあると。相手の国を知るには、相手の文化を知ることも大切ですが、日本はひとが良すぎるのかなと感じました。
安倍さんの評価は海外の方が高いというのは、日本は政治家に、実務能力よりも徳を求める傾向が高いということでしょうかね。
コロナ禍による旅行の自粛から、開放されつつある世界。
ネットのっ発達も一助かもしれませんが、世海を知る一番の方法はその場所や人に直接会ったり行くことだそうです。自分の目や経験以上に信用できるものはないのかなと思う。そのための時間は有限ですが。 -
このシリーズ変に着飾ったところがなく、またいろいろと示唆に富む内容が多いので、シリーズ1から続けて読んでいます。
今回も、本屋で発売されているのを見つけて即買いです。こういったシリーズ本に出合えたりするので、やはりリアル本屋めぐりはやめられないですね。
この本についても中身を通して得られた知見は多く、今までの常識や「当り前」と思われていたことについてひっくり返されるような感覚になりました。
安倍元首相は海外では人気、SDGsが注目されているのは日本だけ、欧州は日本以上にジェンダー区別が強い、アメリカ人がフレンドリーなのは社交辞令、エリザベス2世の人気高の秘密等々、普段日本で済んでいるだけでは見えないような情報が詰まっています。
もちろん全部鵜呑みにする必要はありませんが、知っておいて損はないかと思います。