エコノミストの父が、子どもたちにこれだけは教えておきたい大切なお金の話 増補・改訂版

著者 :
  • ワニブックス
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847072932

作品紹介・あらすじ

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
中学国語教科書にも掲載されたされた名著の改訂増補版
家庭や学校で教えきれない「お金の話」を中高生のための書き下ろし!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

高校学習指導要領改訂によって2022年4月から高校家庭科に採用された「金融・経済・投資」の授業に完全対応。
成年年齢18歳への引き上げによって変わる点、注意点などもわかりやすく解説します。

マクロ経済分析の専門家として第一線で活躍する著者が、自分の息子と娘のために語り下ろす「お金」の教科書の決定版。

「クレジットカードの仕組みって?」
「電子マネーって安全なもの?」
「なぜカンタンにお金が借りられる?」
「ものの値段の決まり方は?」
「バイト代の額面と手取りはなぜ違う?」
「お金が足りなくなったらどうするべきか」
「お金はどうやって増やすの?」
「銀行に預けているだけではなぜダメなの?」
「投資って危険じゃないの?」
「無料(タダ)はほんとうに得なのか?」
「君たちもすでに税金を払っている」
「株・債券・投資信託・・・って何??」
「18歳からできる投資ってあるの?」

など、中高生の日常に身近なことから「お金とのつきあいかた」をていねいに教えます。
お金で不幸にならないために、お金で人を不幸にしないために、父親としての願いがまとめられている。

感想・レビュー・書評

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  • 娘が大学生になったので、お金について話をしておきたいと本書を手にした。もっと若いうちから投資をしておけば、今はもっと変わっていただろうから。
    おおざっぱに分かっているつもりだったことを、わかりやすい言葉化してあり、とても分かりやすい。

  • ほうほう、
    なかなか分かりやすくて読みやすい!
    お金の仕組み分かっているようで分からない、
    子供に教えるにはどうしたら良いのか、
    とてもヒントになる本だと思う。

  • 子どもにこのことを理解する前に、保護者経済的子離れをどこまでできるのかがキーポイント。
    カードなんて正にその教育がキーですね。

  • <本のタイトル>
    エコノミストの父が、子どもたちにこれだけは教えておきたい大切なお金の話

    <本の紹介>
    マクロ経済分析の専門家として第一線で活躍する著者が、
    自分の息子と娘のために語り下ろす「お金」の教科書の決定版。
    お金で不幸にならないために、お金で人を不幸にしないために、父親としての願いがまとめられている。

    <感想・気づき>
    ・今の時代は、幸せが、学歴や勤めた会社の大小に左右されにくい時代である。
     自分自身の努力やセンス、志向によってさまざまな生き方の選択肢がある。

    ・100円ショップは何故安いのか?
     まず大量にボリュームディスカウントで仕入れるから原価が下がる。
     商品には利益が80円のものもあれば、利益が40円のものもある。売れれば赤字になるものもある。
     100円ショップに来て下さるお客様は、一度に多くの商品をまとめ買いしてくれる場合が多い。
     そのためトータルで黒字を出せればよいという考え方で経営している。
     日頃の買い物で「これは儲けが出る商品なのかどうか」を意識して買い物すると面白くなる。

    ・「銀行は貸付によって預金通貨を創造できる」信用創造により利益を出している。
     信用創造とは、銀行が貸し出しを繰り返すことによって、銀行全体として、
     最初に受け入れた預金額の何倍もの預金通貨をつくりだすことをいいます。
     https://kou.benesse.co.jp/nigate/social/a13s0403.html

    ・2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に変わる
     18歳からクレジットカードが自分で作れる、
     一方、飲酒や喫煙、競馬などの公営競技に関する年齢制限は、これまでと変わらず20歳
     https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201808/2.html

    ・所得税は直接税、消費税は間接税
     働いていない人や、収入が少ない人にも税金を納めてもらうために導入されたのが消費税。
     商品を買って消費税を納めたお店が最終的に税金を払うため、消費税はお店の儲けにはならない。

    ・日本の年金問題
     いま支払っている保険料は、自分ではなく、いまの高齢者のために使われる。
     自分が高齢者になったときには、その時の働いている人の保険料が、自分の年金としてもらえる。
     しかし高齢化社会になっているので、自分が高齢になったときにはこの構造が破綻してしまう。。
     そこでいま取り組まれているのが「年金をもらえる年齢を遅らせて、年金の総受取額を下げる」
     だったり、「消費税をさらにUPさせることで、幅広い層に年金を納めてもらう」などの対策である。

  • 子供に教えたかったクレジットカード、借金、投資、為替などお金全般の話です。小中校生、高校生でも理解できる平易な文章ですが、大人が知識を確認するにも良さそうです。

  • 兼業の資料探しで購入した。高校生向けにはちょうど良さそう。この中からネタにしたい。

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著者プロフィール

早稲田大学理工学部工業経営学科卒、 東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。
第一生命保険に入社後、 日本経済研究センターに出向。 現在、第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト。 内閣府経済財政諮問会議有識者、 総務省消費統計研究会委員、 景気循環学会常務理事、 跡見学園女子大学非常勤講師。 2015年に景気循環学会中原奨励賞受賞。 著書は『給料が上がらないのは、円安のせいですか?通貨で読み解く経済の仕組み』(PHP研究所)、『日本病 なぜ給料と物価は安いままなのか』(講談社現代新書)ほか多数。 趣味は車と体を鍛えること。 一男(大4)一女(大1)の父(書籍発売時)

「2023年 『エコノミストの父が、子どもたちにこれだけは教えておきたい大切なお金の話 増補・改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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