- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784847085383
感想・レビュー・書評
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【内容】
2022年9月から2023年11月までの激動の日々の中、9回に渡るインタビューと、3か月ごとに同じスーツを着用しての撮影、異業種の方々との対談を収録したインタビュー&フォトブック。
【感想】
『E』の発売が発表されたとき、最初は写真集だと思っていましたが、発売前の動画でご本人が「写真よりインタビューがメイン」と仰っていて、まさにその通りの内容。
見る、というよりも、読むという方が正しい内容で、カテゴリに悩みましたが、一応エッセイが近いかな?と、そこに分類しました。
最初はさらっと読めてしまうと思っていたのですが、哲学書を好んで読むという赤楚君らしい言葉選びだったり切り口がインタビューにも対談にもあって、読んでいて考えさせられることもしばしば。それで結局、読み終えるまでに3日間かかりました。
その時々で苦悩している心情だったり、堂々巡りをしている様子が包み隠さずに語られていて、中には赤楚君自身が気分的に落ちているときのインタビューも。
読み手のそのときの心情やコンディションによって勉強になることがあったり、低空飛行しているときには浮上へのヒントが貰えそうな内容にもなっていて、とても興味深く読みました。
写真の方も赤楚君自身の企画で、3ヶ月ごとに同じスーツを着用して撮影するという面白い試みになっているのですが、本当にそれぞれで違っていまして、「変形」の1年2ヶ月とご本人が仰っている通りの内容。
仕事への向き合い方、人生を楽しむということ、いろいろなことを考えさせられる内容の濃い1冊になっていて、これから先、何かに立ち止まったり、悩んだりしたときに読み返すことになりそうです。詳細をみるコメント0件をすべて表示