- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784847095931
感想・レビュー・書評
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考えなくてもうまくいく人の習慣
著:野呂 エイシロウ
人間は1日に約6万回思考する生き物だと言われている。睡眠時間を除いて、ほぼ毎秒、何かしら考えながら生きていることになる。しかも、その「考える」という行為の約80%が、ネガティブなものとされている。つまりほとんどの人は、1日約4万8千回、後ろ向きなことを考えて生きていることになる。
仕事がうまくいっていない人が考えていることは、約8割が「妄想」である。この状態を打破するには、本当に考えるべき1%のことを見つけ、そのことに集中すること。頭で考えてばかりいるのではなく、実際に行動に移せば、きっと今まで見たことのない景色が目の前に広がるはずである。
構成は以下の5章から成る。
①なぜ人は、余計なことを考えてしまうのか?
②考えないために覚えておきたい「ラクする」技術
③本当に大事な1%に集中するための「捨てる」技術
④「人間関係の断捨離」で1日を27時間にする
⑤新しくできた時間で何を考えるか
どよんと澱んだ頭で過ごすと考えても無駄なことをエンドレスに考え、無駄に時間が過ぎる。その考えは無駄な考えであり、時間を浪費するだけである。考えても答えはでず、行動で解決することも多い。
考えずにやみくもに動くと痛い目にあうというのも確かであるが、クリアになった頭で考えるべきことが少ない中で研ぎ澄まされた感覚で判断し行動に移したほうが、時間もアウトプットも良くなる。
泥沼のサイクルに陥るとどんどんと悪い方向にはまっていく。それを打開するヒントが本書にはちりばめられている。考えるべきことそうでないことを切り分けて、べきことに力と時間を費やすことを意識するだけでも気持ちも成長も格段と違う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●リスト化は考えずに済む最強のビジネスツール
自分用のチェックシートを用意する
ストレス解消法のリスト化(状況・ストレス度合いに応じたメニュー)
ルーティン化出来ることはリスト化する
●ビジネスはスピード感を大事にする
迷った時は次々と行動に移す
仕事の依頼はすぐやる…千本ノックと同じ!来た球を打つかどうか考えない!
●貴重な時間を有意義に使う工夫をする
自分なりの行動基準・判断基準を設ける。損切り出来るようにする。
他人からの評価ではなく、自分のものさしで測り、自分の満足を優先すると時間の使い方も自ずと変わってくる。 -
一人の時間ースマホも読書もしないタイム
考え抜くこと