開幕! 世界あたりまえ会議 - 私の「ふつう」は、誰かの「ありえない」 -

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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847097522

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  • 978-4-8470-9752-2
    C8039¥1100E.

    私の「ふつう」は、誰かの「ありえない」
    開幕!世界あたりまえ会議

    著者:斗鬼正和(とき まさかず)
    2019年2月4日 初版発行
    2020年9月20日 4版発行

    発行所:株式会社ワニブックス
    NDC382 (風俗史. 民俗誌. 民族誌)

    著者さんについて
    1950年鎌倉生まれ。明治大学院修了。
    江戸川大学教授、明治大学・大学院講師。熱帯ジャングルのヤップ島からコンクリートジャングルの香港、東京まで、旅と街歩きで「人間という人類最大の謎」を探検する文化人類学者。

    招待状
    世界中にある、いろんな「あたりまえ」
    私たちの毎日は「あたりまえ」だらけ
    他の人からすると「ありえない」だらけ
     1 男と女についてのあたりまえ会議
     2 人生についてのあたりまえ会議
     3 コミュニケーションのあたりまえ会議
     4 身の回りのあたりまえ会議
     5 生きるためのあたりまえ会議
    参考文献
    --------------
    ごく身近な例が具体的に有って、見開きで読めて面白かったです。
    内容はというと、中々「ありえない」ことだらけで、笑えること、考えさせられること、これは無理だなぁって感じることもありました。

    「住所が無い」という議題では日本では「街区方式」といわれるスタイルで、ロンドンニューヨーク、香港は道路方式で、道に名前があり、その道のどちら側に目的とする場所があるかは数字が奇数化偶数化で分かり、番地で順番に並んでいるという仕組み。これならどの道をどちら側へ行けばたどり着くかわかる。移動を重視する民族と、土着の民族との差になるとしたら、地図を見るのがまた楽しみになりました。
    ドバイは郵便物は私書箱、元々遊牧民が移動生活をしていたため「住所」の概念が無かったとか。
    戸籍とか国勢調査とか世界から見たら「ありえない」ことだらけかもしれないね。

  • 「世界には196の国があり、その人口は70億人にものぼります。そんな大勢の人が暮らす地球には、それはもう膨大な数の文化があります。私たちは、自分とは違う文化に触れると、つい「おかしい! 」「ヘンだ! 」と言いたくなってしまいます。でも、私たちが普段「あたりまえ」だと思っていることも、他の人からすると「ありえない」と思われることがあるのです。
    そんな世界中の「あたりまえ」を発表しあう会議が、今開幕しますお隣の国だって、地球の反対側の国にだって、私たちとは違うそれぞれの「あたりまえ」がある。
    まだ知らない「あたりまえ」を探しに行きましょう。

    【ちょっと会議覗き見……】
    家族でも男女一緒に食事しない
    ハゲは知恵の象徴
    まだ死んでいない人の葬儀をする
    九九を20の段まで覚える
    航空運賃は体重で決まる
    石を食べる人
    パジャマで街を歩くのがおしゃれ

    などなど……
    全部で83の驚きの“あたりまえ"が続々発表!」

  • 世界は広く多様性に満ちていることがわかる

  • 世界には多種多様な習慣があり、同様に多種多様な価値観があることがわかります。
    欧米人に読ませたいですね。
    読みやすくてイラストも多く、見開きにまとめてあるので、簡潔に理解できます。読むのも楽です。同時に楽しく読めました。

  • 図書館本。2020年読売こども新聞イチオシ100冊から。日本にとっての常識が海外では常識ではないぞ、ってことが生活、人との交流などの面から書かれています。

  • 国や地域のその土地ならではの合理性や価値観の違い、どうしてそうするに至ったのかも解説があって面白かった。郷に入っては郷に従えとはいうが、牛の糞便で手を洗うのはチャレンジできないなと思った。

  • 見開きで1トピックなので、小中学生向けの振り仮名付き文章なので読みやすかったです。読むとびっくりすることも国や地域の考え方によって成り立っているんだなと分かります。「ドバイには住所がない」「イヌイットは相手をけなす歌合戦をする」「死者同士、犬と、神と結婚」など話のネタになりそうな事がいっぱいでした。2019年発行とまだ新しいので書かれてることはいずれ変わるのかもしれないですが、世界の違いを知るという点では良い本だと思います。

  • いろいろ、だなぁ。面白い。

  • 私たちにとっては当たり前じゃないことも、誰かにとっては当たり前で、誰かにとって当たり前のことは、私たちにとって当たり前じゃないということが沢山あるけど、そういう違いも受け入れられるようになりたい。

  • ▲胃腸薬が激辛カレー味の国とか戦争の代わりに歌合戦をする国があるとか、知らない文化も多くて面白かった
    ▽どの文化の紹介にも、日本人男女キャラの問いかけや感想があるが、これは読者に任せて良かったかも。思うことは人それぞれだものね。

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著者プロフィール

江戸川大学名誉教授、明治大学兼任講師。1950年鎌倉生まれ。熱帯ジャングルのヤップ島、コンクリートジャングルの香港、ソウル、そして東京、大阪など、日本と世界を股にかけた現地生活密着のフィールドワークで、「人間・世の中・自分という人類最大の謎」を探検する文化人類学者。NHK「チコちゃんに叱られる」、TBS「この差って何ですか?」など、メディアでも活躍中。著書に『世界あたりまえ会議』(ワニブックス)、『頭が良くなる文化人類学』(光文社)、『こっそり教える世界の非常識184』(講談社)、『目からウロコの文化人類学入門-人間探検ガイドブック』(ミネルヴァ書房)。

「2020年 『ニッポンじゃアリエナイ世界の国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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