キムラ弁護士、小説と闘う

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860110925

作品紹介・あらすじ

書評でもない、評論でもない。裁判記録を読むように小説を熟読玩味する、キムラ弁護士ならではの面白小説論。

感想・レビュー・書評

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  • 世に余りに本がありすぎてたまに迷子になるのを防ぐため、
    時折読む書評。
    世の中の人の感想は、その人間の程度もわからないし
    あんまり信用できないから読まない。
    ダビンチとかはやや臭いので半分くらいひいて読む。
    著者は弁護士としての観点と、その職業柄故か付箋を貼ってきちんと読んでいる点で
    とりあえず読もうという気になる。
    実際の私の読書は乱読で雑なので
    そこまでのってツッコミはいらないんだけど
    でもそんな人が褒めるなら読みたい、ということで
    今回も何冊か読みたい本に巡り合うことができました。パチパチ。

  • 902
    ミステリーにケンカ売る第二弾

  • 本の読み方っていろいろあって楽しいなぁ。
    警察の取り調べがどうの、とか、謎解きとしてどうのとかは弁護士的チェックで納得。
    張った伏線を回収しているかってのは、そういえば自分も読んでて気になることあったな。

  • 色々な作品詰め込み過ぎだからかなぁ。。。
    人の感性に触れるのは好きだけど、大して伝わってくるものはなかった。
    きっと一つ一つの作品は味わっているだろうから、そこがもっと知りたかったかな

  • 既読

  • とてもお世話になった本
    やり玉にあがってる本に興味を持って、その作家のファンになったり、
    ミステリーや警察小説の導入本でした

  • 当たり前ですがネタバレを極力避けているので原本を読んでいないとさっぱり意味がわかりません。

    というわけで飛ばし読みしたこと箇所が多くありました。

  • いろいろ、法律に関連して為になる。
    しかし、小説に対する敬意が表されていないような気がするのは、気のせいだろうか。
    スタイルズ、アクロイド、ABC、予告殺人
    筋に対する批判はそのとおりかもしれない。
    しかし、完全な人間を描写することがアガサの目的ではない。
    年に1度も殺人事件を担当したことがない警察官がいたら、妥当な処理ができるとは限らない。
    そこをつっこんでもしょうがないような気がする。

  • 自分の読んだ本について、どういう感想を持っているか、
    これから読みたい本はどんな本か。

    書評をする人の感性がぴったり合ってれば、
    こういう本はものすごくいいですね。

    著者の弁護士でもある木村さんは、
    落語家でもあるので、文章はうまい。

    そして、一貫して論理性がしっかりしているか、
    矛盾はないか、現実的にどうか、という軸がぶれずに
    評価を下しているので、すごくいいと思います。

    ま、ご本人もおっしゃってるように、
    この判断基準だと、純文学はきついんですけどね。
    ミステリー系は参考にさせてもらいます。

  • 弁護士の視点から小説の突っ込みどころを探るという書評。
    後半はちょっと退屈で読み飛ばしてしまいました。
    某作家の後書きでの開き直りっぷりには私も「おいおい・・・」と
    呆れかえったことがありそこは共感できました。
    とりあえず書きゃいいってもんじゃないだろーよ!って。

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