本の雑誌450号2020年12月号

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860115128

作品紹介・あらすじ

特集:45周年+450号記念特大号

何を隠そう、本の雑誌はこの春創刊45周年! 大変めでたかったのだが、しかし。あいにくのコロナ禍でめでたいめでたいと祝うのもどうかと遠慮してきて幾星霜(半年だけど)、GoToイートも始まって、なんといっても今号は450号、合わせて祝わせてもらってもいいだろう。というわけで、本の雑誌12月号は450号&45周年記念号。創刊から今日までに起きた本誌にまつわる事件を社内外から大募集。浜本茂の本の雑誌十大事件と合わせ、当事者も忘れたうっかり事件から誰もが記憶に留める衝撃の大事件まで、本の雑誌45年の歴史に残る伝説が勢ぞろいの本の雑誌事件簿特集なのだ!

新刊めったくたガイドは、小財満がボッシュ・シリーズ第二十作『汚名』に息を呑めば、林さかなは『神さまの貨物』が伝える戦争の影と命の光に共感。大森望が充実の傑作集『シオンズ・フィクション』でイスラエルSFを一望すれば、千街晶之はオカルト+ミステリの達成「僕の目に映るきみと謎は」をイチ押し。大塚真祐子が家族を破壊し再構築する『だまされ屋さん』に震えれば、冬木糸一は文明をゼロから作るタイムトラベラー必携書で過去へGO! そして北上次郎は宇佐美まことの大きな物語『夜の声を聴く』がいいぞ!と大絶賛。やっぱりいいなあとおじさんが嘆息する豊饒な物語を、さあ、堪能してくれぃ!

今月の図書カードでお買い物は図書カード誕生60周年を記念して、なんといつもの倍の6万円使い放題で石田衣良が挑戦。ワン&オンリーの文芸書から映像系、第二次大戦資料に歌集まで、怒濤の39冊一気買いに注目! 古屋美登里が吉田健一の10冊で文章の快楽に呵呵大笑すれば、黒い昼食会はGoTo本屋をおすすめ。そして今月からあの「古本屋台」とV林田の「鉄道書の本棚」の連載がスタート。古本屋台で鉄道書を読みながら、さつま白波でいっぱいだ。さらに「本の雑誌が四十五年間に刊行した単行本と別冊・増刊号」の全リストを一挙収録すれば、おじさん二人組が本誌助っ人で初めて出版社を創業した水鈴社の篠原社長に会いに行く創業特別企画も掲載。コロナの年も早くも年末、どちらさんも本の雑誌12月号で創刊45周年を祝いながら一年を振り返ろう!

感想・レビュー・書評

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  • 今月号は「45周年&450号記念号」とのこと。まもなく半世紀になるわけで、いやいやまことにめでたい。長らく馴染んできたロゴが変わってしまったのはちょっと寂しいけれど、また新たな気持ちで、ということだと受け止めることにします。(でも12月号からっていうのはどうなのよ。毎年1年分ずつ本棚の所定の位置に並べてるのに。ブツブツ…)

    読者アンケートで一人の方が「人生の半分以上読んできた」と書かれていて、あ、自分もそうだ!と気がついた。なんだかすごいことのような気がする。で、よく見ると、アンケート回答の掲載者は全員50代以上。三角窓口にはもうちょっと若い方もいるけれど、やっぱり中高年世代が多い。やっぱりずっと読んでるコアな読者がほとんどなのだろうか。

    これって、経営的にはどうなんだろう。特集の「事件簿」にも出てきたが、かつての経営危機の時は本当に心配した。「本の雑誌」が読めなくなるかも?そんな!わが読書人生を根幹から揺るがす激震だった。いやほんと。ああいう事態にならないことを切に願うが、できたらあまりリニューアルとかしないで、今のスタイルで続いていってほしいなあと思うのであります。

  • 毎号購入し、全体艇に目を通すようになったのは比較的最近。でも、書店で見かければ手にとってはいたし、別冊とかはちょくちょく入手したりもしていた。40周年の40冊はいまだにひも解くこともあるほどのお気に入りだけど、今回は、本の紹介ではなく本誌の歴史紹介。上記のごとく、そんなに詳しく知っている訳じゃないのだけど、事件簿とかは意外なほどに楽しめた。

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