マンガ進化論 コンテンツビジネスはマンガから生まれる! (P‐Vine BOOKs)
- スペースシャワーネットワーク (2009年5月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860203481
作品紹介・あらすじ
本書では、マンガやアニメの世界で今、どんなことが起きているのか。そこにどんな意味が隠されているか。将来はどうなるのか、といったテーマを、多岐にわたって取り上げた。複雑化した「マンガ産業」のしくみを徹底解説。
感想・レビュー・書評
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蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか
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最近、マンガをよく読んでいます。久しぶりです。マンガはよまれなくなっているんですね。難しすぎるそうです。これは何となくわかります。
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マンガ・アニメを取り巻くコンテンツビジネスの展望を概説した本。ただ、2009年と3年前の本なので、現在と比べるとちょっと牧歌的な雰囲気も否めないような気がした。
マンガの国内産業の推移(ジャンプがドラゴンボールで突き抜けて~というおなじみのあれ)と、マンガ・アニメの国際展開、電子書籍などの紙以外での閲覧の状況、そしてコミケなど同人界隈の話と、一通りのものは揃っている。入門書として押さえておくべき話題は、この本で知識として得られると思う。
ただ、3年前はまだ「クールジャパン」が全盛だったので、今後の展開が期待される的な締め方で良かったけれども、それから現在はクールジャパンも青息吐息な状況で、いかにコンテンツを再構成しなおすかが重要になってきている。また、この本で暗示されているマンガ産業の厳しい面は、現在では隠しようのない現実にもなっているし。
マンガ産業の概説としては申し分ないと思う。この本を読んだ上で、さらに最近のマンガ事情にステップを移すのが良い読み方だと。