ラップのことば (P-Vine Books)

著者 :
制作 : 猪又孝(DO THE MONKEY) 
  • ブルース・インターアクションズ
4.16
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本棚登録 : 175
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860203825

作品紹介・あらすじ

日本語ラップに衝撃を与えた言葉のエキスパートたちによる歌詞にまつわるロング・インタヴュー15編。するどい視点とあざやかな韻。聴く者をハッとさせる毒とユーモアとリアル。ラップという音楽の核である「歌詞」にスポットを当て、音楽ルーツや作詞のルール、曲に込めた想いなど日本語ラップのつくり方に初めてメスを入れた日本語ラップ読本。

感想・レビュー・書評

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  • ラッパーによる作詞論。
    どのような環境・状況で歌詞を書いているのか、歌詞を生み出すのにどのような心境なのか、ラッパーそれぞれに答えがあり、興味深く読みました。

    特に最後のMummy-DさんはRHYMESTERを離れてマボロシでの活動を経ていることが彼独自の作詞論に磨きをかけていると感じました。
    また、最初のサイプレス上野さんは飲酒をしながら歌詞を書きそうな人でありそうで、全く逆でお酒を飲むことなく作詞活動に向かう一方で、最後のMummy-Dさんはひらめきを得るために飲酒するというのが対比になっていて面白かったです。

    ラッパーそれぞれで作詞への気持ちの持っていき方、書き方が異なることがわかり、面白いです。

  • いろんなラッパーに歌詞作りについて聞いたインタビュー集。伝えたいメッセージありきの人、日本語ラップとしてのスタイルを重視する人、仕事としてシステマティックに真面目に作っていく人、リリックが天から降りてくる人…、それぞれの方法論と哲学。最近出た2も読もう。

  • 「約40秒弱の長編小説
     まさしくサイエンス 表現を調節
     意味とリズムを構成する
     それは何万語費やすよりも饒舌」

    日本語表現におけるラップはもっと評価されるべき

  • ラッパーインタビュー集だけど、最大の特長はラッパーが繰り出すライムについてのインタビューである、という事。

    どのような環境、心境、生活でライムを考えているのか、何を伝えたいのか、どんな方法で書いてるのか、という話は興味深い。

    インタビュアーとラッパーのマッチングが今ひとつからか、突っ込みれずに終わっている章がいくつかあるのがちょっと残念。

  • 各日本語ラッパーの価値観が分かります。リリックに込める思いが熱いです。

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