ほんとうの贅沢

著者 :
  • あさ出版
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本棚登録 : 217
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860637064

作品紹介・あらすじ

毎日を気ままに、誰に気兼ねなく生きるという幸せ。

感想・レビュー・書評

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  • 読書中、すごく癒しの時間だった。

    年を重ねたから頭が固くなるんじゃない。
    年のせいにしないで、柔軟にしなやかに生きていくことはできるんだ。
    嬉しい。
    年をとるのが楽しみのひとつになる。

    こんなふうに生きていたいなあ。
    私もいくつになってもちゃんと今を生きていたい。

    かっこよい90代がほんとにたくさんいらっしゃるんだろうな。
    そんな実のある女性にたくさん出会いたい。

  • 御年96歳(!)の筆者が「今日1日が最高の1日になるように、毎日を心豊かにすごすには」という視点で語るエッセイ。

    経済的にも精神的にも自立する、
    独り暮らしを気ままに楽しむ、
    他人へ依存しない、人付き合いは腹八分目でも多いくらい、
    他人と自分の幸せの定義は違って当たり前、自分の価値観を押し付けない、
    などなど。

    読んだあとは、少し心穏やかになったのと、
    また周囲に感謝しつつ毎日を丁寧に暮らそう、と思えました◎

  • 歳を重ねる事を楽しんで、出来る事をやる。無理はしない。そんな風に私も歳を重ねていきたい。
    人生の大先輩の生き方を知って、歳をとるのが怖くなくなりました。

  • 2015年現在で97歳の著者、、!
    97歳で一人暮らしして、本も執筆して、、
    なんてお元気で素敵な97歳。
    失礼ながら、高齢の方が読むようなタイプの、、、年老いたけど人生まだまだ!みたいな内容かとあまり期待せず読みました。
    しかし、良い意味で期待を裏切られた。
    97年の人生の素晴らしい考え方を教わりました。

  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB19673540

  • 謙虚で穏やか、冷静で周囲にも自分にも優しい。
    こんな風に年を重ねられればいいけど。
    実は同居する義父の認知症が進行している今、脳内の老化 をどう止めるかか気になっている。

  • 一部は考え方が違いましたが、基本的にはすでに心がけている内容がメインでした。
    それでも96歳だからこその経験のお話が参考になりました。
    私も自分でできる範囲のことは、自分でするようにして生きたいものです。

    「自分がお葬式に行くことを拒否された」と文句を言ってくるような人ほど、身内の見送りには来てほしくないなぁ。

    正月ホテル、やってみたいかも。

    マンションの責任の所在はあいまいでなく、大家さんだと思うなぁ。そのために管理費を払って住んでるんですから。

    80歳になってから英語を学び直した姑さんの話や老人ホームの体験に入居の話が面白かった。

    献体登録調べてみよう。

  • 本のタイトルを見て、表紙をめくる前に思いました。最近、私は、「ほんとうの贅沢」とは、自分で自分のことができることではないか、そんな気がしていますw。著者はどうなんでしょうかw。著者は「自立」と仰っています。全く同じでした(^-^) 内容は、①いくつになっても自分の足で立つ ②自分なりの価値観を持つ ③踏み込まない、踏みこませない人付き合い ④自分らしく生きるとは ⑤人生をどうしまうか です。

  • 晩年の過ごし方の著した本をたくさん読んでみたが、
    吉沢久子さんの著書が一番和やかで落ち着いている。
    暮らしぶりを真似したいなど思ったこともなく、ただただ
    無理なく抗うことなく静かに降りていきたい姿勢に共感するのである。

  • 節目節目で人生の先輩の本を読みたくなるんだけど、この本は凄い。こんなに軽やかに潔く歳を重ねることに向き合えるものなのかな。ただただ感嘆した。

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著者プロフィール

吉沢久子

一九一八年、東京生まれ。文化学院卒業。生活評論家、エッセイスト。十五歳から仕事をはじめ、事務員、速記者などを経て、文芸評論家の古谷綱武氏と結婚。家庭生活の中からの見聞や、折々の暮らしの問題点、食文化などについて提案し、執筆や講演活動、ラジオ、テレビなどで活躍。姑、夫と死別したのち、六十五歳からの一人暮らしは三十年を超えたが、二〇一九年三月、一〇一歳で死去。著書多数。

「2021年 『100歳の100の知恵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉沢久子の作品

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