虫のすみか―生きざまは巣にあらわれる (BERET SCIENCE)

著者 :
  • ベレ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860644772

作品紹介・あらすじ

虫のことを知りたければ、その巣を知るのが一番!
生き物にとって家の確保は死活問題です。天敵や自然災害から身を守るため、生き物たちは身の回りのあらゆるものを使って家をつくります。一見、その日暮らしをしているような虫たちだって例外ではありません。
我々の身近には、さまざまな巣を構えて生活する虫たちがたくさんいます。そのなかには、ハチやアリに負けず劣らぬ、おもしろい巣をつくるものも少なくありません。
獲物を引きずり落とすアリジゴクの巣の内部は、どのようになっているのでしょうか。そのほかにも、泥で巣をつくるハチや、塚をつくるアリ、地面の下でキノコ栽培するアリなど、大地をすみかにする虫たちを1章で紹介します。
2章は、植物を利用する虫たちです。ミノガやオトシブミをはじめ、コロギスやアワフキムシ、ツムギアリ、イチジクコバチなど、その巣は多種多様です。なかには、植物と切っても切れない関係を築いているものもいます。
3章は珍奇な環境にすむ虫たちをとりあげます。地下深く、土と土のすきまに生きる虫や、海や水中にすむ虫、排泄物でできた家にすむ虫、動物の体内に入り込む虫など、「こんなところにもいるのか!?」と思わずにはいられません。
昆虫ではない虫たちも、おもしろい巣をつくります。クモやカニムシといった仲間については4章で説明します。

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著者プロフィール

九州大学 熱帯農学研究センター 博士研究員。
信州大学 大学院 総合工学系研究科 山岳地域環境科学専攻 博士課程修了。 博士(理学)。
著書に『裏山の奇人――野にたゆたう博物学』『アリの巣の生きもの図鑑』(共著)(ともに東海大学出版部)など。

「2016年 『虫のすみか―生きざまは巣にあらわれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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