地理女子が教える ご当地グルメの地理学

  • ベレ出版
3.25
  • (2)
  • (10)
  • (15)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 233
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860645502

作品紹介・あらすじ

全国のご当地グルメを、お茶の水女子大学で地理学を研究する“地理女子”が地理学的に解説!なぜそこでその料理や食べものが生まれたのか?なぜその食材を使っているのか? 気候や地形など、その土地の特徴や歴史からご当地グルメの成り立ちを明らかにしていきます。いつも何気なく食べているものが、じつはある固有の風土から発祥したものだったり、町おこしでつくられたものだったり・・・とウンチク満載の一冊です。食する前に一読すれば、ご当地グルメを10倍楽しめる、異色のご当地グルメガイド!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 長谷川直子准教授と地理学コース学生が作った本「地理女子が教えるご当地グルメの地理学」が出版されます | お茶の水女子大学
    https://www.ocha.ac.jp/news/20180601.html

    Home | chiri-joshi
    https://chirijoshiocha.wixsite.com/chiri-joshi

    地理女子が教える ご当地グルメの地理学|書籍案内|ベレ出版
    https://www.beret.co.jp/books/detail/691

  • 楽しい!お土地柄大好きにとってはワクワクする本です。
    地理的条件から見るご当地グルメ、山あり海あり平地あり…起伏に飛んだ日本という国の面白さと、先人の努力・知恵が感じられます。

    私の地元は群馬。
    我が家はおっきりこみではなく「にぼうと(煮ほうとう)」と呼んでいますし、おっきりこみやひもかわとは別物だと思っていました…。どうなんだろ?(笑)
    薄い麺ではなく厚めに切ってもちもち食感を楽しみます。
    家庭によるのか地域によるのか…県や地域で一括りは難しい、ゆえにときには憤ったり…。
    他の人もきっと「ん?」と思うところがあるんだろうな〜と思いつつ。
    県外のみならず地域外ですらわからない、こういう複雑さもまた楽しく、モヤモヤは地元愛というものですかね。

    そしてこのご時世に読んでしまったので、旅行に行けないフラストレーション…嗚呼…。

  • とっ散らかりようといい、ごたまぜ感といい、なんとも地理学的。そうそう、こういう感じになるよね。埼玉県がカエデ糖なのはちょっとどうかとは思う。

  • ご当地グルメはB級グルメとは違い、その場所
    ならではの食べ物となった明確な理由があり
    ます。

    特に顕著なのが地政学によるものです。
    海のない県では魚系が燻製や塩漬けになって
    いるなどがその典型です。

    その中でも地理的なポイントに絞って、その
    食べ物がご当地グルメへと発展した理由を
    探ります。

  • 「地理学」というほどの専門性ではなく小学校の地図帳とか便覧にある程度の話ではあるけれど、旅行ができないご時世に催事の人気商品より地域性を感じられるので眺めるのは楽しい

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1335191

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/719621

    全国47都道府県のご当地グルメを紹介。あなたの出身地のご当地グルメは何でしょう?徳島県のご当地グルメとして、「鳴門鯛のわかめ蒸し」を取り上げています。

  • 各都道府県のご当地グルメが、なぜ名物になったか紹介されている。
    地理的要因だけでなく歴史的背景なども描かれているので、読むと「なるほどー」と思わされる。

    ひとつ例を上げると、私は横浜在住ですが、名物は「崎陽軒のシウマイ」。確かに、シュウマイでなくシウマイと書かれており、横浜の人はおそらく多くの人は、そう書いてあるのは知ってるが、何故かは知らないと思う。
    (というか横浜の人、崎陽軒食べるのかな?あまり聞かない、笑)
    元々社長さんが栃木の方で、その訛りが理由になったとか…

    そもそも横浜が発祥地になったのは何故か?
    横浜港が開港した時、日本人と外国人との言葉のやりとりが出来ず、華僑の方に通訳してもらった。
    そして中国人が多く住むようになり、中華街が形成され、広東料理のひとつであるシュウマイが横浜で広がった…と。グルメひとつから多角的な情報を得ることが出来て面白いし、話のネタになるかも。

    ちなみに他県からいらっしゃる方はよく、「中華街の店は、食べ放題の同じような店ばかりで、違いがよく分からない、教えて欲しい」と聞かれたりしますが、私も分かりません…
    違いを知ってる方がいたら、教えて欲しいです。笑

  • 全国のご当地グルメを、お茶の水女子大学で地理学を研究する“地理女子”が地理学的に気候や地形など、その土地の特徴や歴史からご当地グルメの成り立ちを紹介しています。
    地理学とご当地グルメを繋げる発想が今までになく、新しい側面から楽しめる本だと思います。

    [NDC] 383.81
    [情報入手先]Webサイト
    [テーマ]平成30年度第3回美作支部司書部会/3類の本

全20件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

神奈川県横浜市出身。お茶の水女子大学文教育学部人文科学科地理学コース4年。地理学コース生の有志団体「地理×女子」の一員として、地理の面白さを広める活動をしている。地理女子HP https://chirijoshiocha.wixsite.com/chiri-joshi, 地理女子twitter https://twitter.com/chiri_joshi
など参考。
食べ物には目がなく、農ある暮らしを求めて各地の生産現場を訪れることもしばしば。地域ごとに文化や人柄が異なることを実感し、そこに地理的な面白さを見出してもいる。

「2018年 『地理女子が教える ご当地グルメの地理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

尾形希莉子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
米澤 穂信
リンダ グラット...
村田 沙耶香
恩田 陸
宇佐見りん
塩田 武士
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×