高校数学でわかるディープラーニングのしくみ

著者 :
  • ベレ出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860646028

作品紹介・あらすじ

AIという言葉をメディアで目にしない日はありません。これはArtificial Intelligenceの頭文字をとったもので、人工知能を意味します。1990年代には工場のラインを支えるロボットの「人工知能」が産業を大きく変えました。しかし、その時の人工知能は完全に人間から教え込まれるタイプのものでした。それに対し、現在の「AI」は、自ら学んでいくタイプのものです。それを実現する手段の一つがディープラーニングです。本書では、人間の脳のニューロンの働きを数学的に抽象化し、人工的にネットワーク化した「ニューラルネットワーク」を基本とする、ディープラーニングのしくみを、高校までの数学で丁寧に解説していきます。

感想・レビュー・書評

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  • ディープラーニング(深層学習)の仕組みを知りたい人には、わかりやすく、しかしゴマカシをあまり入れずに数式も使って説明していて、良い本。なお、ディープラーニングで必須の偏微分については付録で説明しているので、「高校数学でわかる」というのはややミスリーディング。

  • AIという言葉をメディアで目にしない日はありません。これはArtificial Intelligenceの頭文字をとったもので、人工知能を意味します。1990年代には工場のラインを支えるロボットの「人工知能」が産業を大きく変えました。しかし、その時の人工知能は完全に人間から教え込まれるタイプのものでした。それに対し、現在の「AI」は、自ら学んでいくタイプのものです。それを実現する手段の一つがディープラーニングです。本書では、人間の脳のニューロンの働きを数学的に抽象化し、人工的にネットワーク化した「ニューラルネットワーク」を基本とする、ディープラーニングのしくみを、高校までの数学で丁寧に解説していきます。(出版社HPより)

    ★☆工学分館の所蔵はこちら→
    https://opac.library.tohoku.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=TT22144617

  • ディープラーニングについて改めて理解を整理しようと思い読書。
    その仕組みについて脳の神経ネットワークの観点からわかりやすく解説しようとこころみているほん。
    CNN・RNNの説明がわかりやすかった

    メモ
    ・畳み込み層は対象物識別の特徴ごとに生成。
     情報が圧縮される形となる。
     特徴という切り口でメッシュを荒めに切り取ることによる圧縮。
     それを、さらに荒いメッシュに集約して表現するものをプーリングテーブル。例えば各区画の最大値として採用して、テーブル構成を行うなど。他平均プーリングなども。
    ・リカレントニューラルネットワークは、以前の情報を記憶するメモリーがふくまれるもの。コンテキストノードと呼ばれる。 このメモリを用いて、時系列データを処理する、重みをつけて判定を行うものがリカレントニューラルネットワークの原理

  • これ以上は出来ないだろうと思わせるほど凄く丁寧に書かれています(ちょっとしつこいかなと思わせるほど)。私のようにディープラーニングの意味さえ分かれば良い人にはこの本で十分なのではないかと思う。極めて単純な数学でこんなに社会を変えると言われるほどいろんな応用が効くことが素直に驚きです。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50177579

  • もうこの手の展開の本は読まなくてもいい気がしてきた。実装するステップに進むか。

  • 初学者にとっては良書。
    とても分かりやすい解説で、理解しやすかった。
    順を追って丁寧に説明してくれており、ディープラーニング初学者にとっては有難い。

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著者プロフィール

1952年、東京生まれ。東京大学理学系研究科修士課程修了後、富士通、神奈川県立高等学校教員を経て、サイエンスライターとして独立。わかりやすく、ていねいな解説には定評がある。
著書に、『まずはこの一冊から 意味がわかる統計解析』(ベレ出版)、『図解・ベイズ統計「超」入門』(SBクリエイティブ)、『統計学の図鑑』『ディープラーニングがわかる数学入門』(技術評論社)などがある。

「2019年 『高校数学でわかるディープラーニングのしくみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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