ひとつ「捨てると」人生がひとつ「楽になる」

著者 :
  • 新講社
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本棚登録 : 19
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860812492

感想・レビュー・書評

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  • 体のメタボリックと同じように、「物メタボ」「情報メタボ」「心のメタボ」が存在し、これによって快適ではない人生を強いられている人がいる。
    なので、一つずつ捨てて行って身軽になるとともに、ストレスをなるべく少なく抑えて生きていくことが大切だと教えてくれる本です。

    本の半分くらいは女性に向けられて書かれております。

  • 整理整頓のポイントは「いかに捨てるか」に尽きますが、何を捨てるべきかは難しいのですが、捨てた後は気分がすっきりするのは確かです。

    この本では、捨てる対象として、モノだけではなく「考え方や拘り・偏見」も捨てると楽になるということをアドバイスしています。

    年を重ねていくと、守るべきものが増えてきて、捨てることが難しくなるのは否めないのですが、より快適な人生を過ごすためにも、この本に書かれていることを参考にして「捨てる」ことで「楽になる」ようにしていきたいです。

    特に、多くのビジネス書で強調されている「プラス思考」だけで突っ走るのでなく、ときには「マイナス思考」も取り入れることが大切(p21)は良い指摘だと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・捨てられない=溜まる、捨てる=循環であり、活性化であり、それは「心のメタボ」の予防装置である、何かを捨てて、何かを手に入れるという繰り返しが人生を作る(p18)

    ・日常の活動において、「足し算」だけでなく、自分の中から何かを捨てる「引き算」の感覚を身につけるべき(p21)

    ・山の頂上を目指すときに、頂上ばかりを見ていると不安になるが、そんな場合には、楽天的に今まで登ってきた道を振り返ってみることも大切(p31)

    ・人生の目標を捨てる代りに、今日の目標をひとつひとつ達成していくことで、自分への信頼力が増して、新たな意欲も生まれる(p33)

    ・休日のスポーツは効果的、スポーツをしているときには無心になれて、心配事など思い浮かんでこない(p43)

    ・お酒を飲みに行くときは、ある意味「自分を捨てて」いくのが正解、仕事場で自分を発揮できないから、お酒に酔って自分を主張したくなる(p51)

    ・聞き上手の人は、おだやかで、せかせか動くことは無い、ゆったりとした態度で耳を傾けることができる、精神的にリラックスしているので(p58)

    ・ある人を育てる場合は、自分が持っている成功法則、ノウハウ、知識は、すべて捨ててから対峙するほうが良い結果が得られる(p65)

    ・次の日に来ていく服装は、前の晩に準備しているからこそ、気持ちよく目覚め、気持ちよく職場へ向かうことができる(p84)

    ・時間を作るためには、「要らない予定を捨てることによって、時間は作れる」という気持ちで臨む(p98)

    ・無になれたときに初めて心は深く休めることができる(p136)

    ・睡眠時間が短くても大丈夫という人は、強靭な肉体と精神を持っているのではなく、働きすぎて、ストレスや疲労を感じるセンサーが麻痺している(p145)

    ・土曜日を「休」の日に当てたなら、日曜日は「養」の日(行動的に過ごす)に当てるべき(p152)

    ・趣味は道具を集めるのに夢中になるのではなく、趣味そのものを「する」「して楽しむ」、趣味の仲間を持つということに重点をおくべき(p181)

    2011年10月29日作成

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著者プロフィール

心療内科医

「2015年 『読むだけで絶対やせる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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