箸もてば

著者 :
  • 新講社
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860815554

感想・レビュー・書評

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  • 一人暮らしの著者の食生活。季節の身近な食材を料理しながら語る子ども時代、旅先の食、そしていただきものや残り物、好物。気取らない、地味だけれどおいしい昭和の食だ。短文の語りに無駄はなく読みやすい。休憩読書。

  • 読書好きの友人が教えてくれた食べ物エッセイ。
    特別な物を食べようというより、暮らしの中で育んできた豊かな食文化を垣間見られる感じ。

    大阪のおでん屋さんのおばちゃん、ちょうどいいマスタードの瓶の話が好き。

  • ふむ

  • 食に対する敬虔な営みが心地よい。慎ましく豊か。本当にお酒と手料理が好きなのだろう。読んでるとまるで小料理屋のカウンターに座っている気分になってくる。

  • 何でもない日常のお料理が無性に真似したくなる.美味しそう.食べ物とともに呼び覚まされる記憶の方もホロリとしたりクスリとしたり,なるほどと思ったり,しみじみと読み返したくなる.ニバレラを二人羽織で食べたとことか,んのつく料理が全て美味しいとか身に染み入るような文章だった

  • 8/4は箸の日

    「箸もてば、いつかの夕方、いつかの乾杯」。
    作る、飲む、食べる日々を 繊細な言葉でつづった掌編集。

  • 贅沢な暮らしとは、食へのこだわりのなかにこそあると教えてくれるエッセイ。

  • 2018/03/08
    豆を茹でたくなる 赤飯を炊きたくなる 菜っぱを炊きたくなる....

  • 職場の先輩ママさんたちが「ひとりだったら毎日ごはん作らない、もっと適当にすませる」とよく言っているがそれはちがう、ひとりだからこそ、自分のために作るごはんは疎かにしたくないのだ。

  • 一人でも食事を楽しんで大事にしている人はきっといい人だと思う。

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著者プロフィール

石田千(いしだ・せん)
福島県生まれ、東京都育ち。國學院大學文学部卒業。2001年、『大踏切書店のこと』で第1回古本小説大賞を受賞。「あめりかむら」、「きなりの雲」、「家へ」の各作品で、芥川賞候補。16年、『家へ』(講談社)にて第3回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。16年より東海大学文学部文芸創作学科教授。著書に『月と菓子パン』(新潮文庫)、『唄めぐり』(新潮社)、『ヲトメノイノリ』(筑摩書房)、『屋上がえり』(ちくま文庫)、『バスを待って』(小学館文庫)、『夜明けのラジオ』(講談社)、『からだとはなす、ことばとおどる』(白水社)、『窓辺のこと』(港の人)他多数があり、牧野伊三夫氏との共著に『月金帳』(港の人)がある。

「2022年 『箸もてば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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