天顕祭 (New COMICS)

著者 :
  • サンクチュアリ出版
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感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861139215

感想・レビュー・書評

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  • ヤマタノオロチ神話、原爆後を連想させる汚染された地、鳶職、神事…と、日本人の感性に訴えるモチーフでもってぐいぐい引き込まれる物語。全編に漂う不気味な雰囲気が、たまらなくぞくぞくさせる。でもこれ、ラブストーリーですからね!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「たまらなくぞくぞくさせる。」
      ブクログを、何となく眺めていると、こんな風に全く知らないけど、ゾクッとして読んでみたい!と思わせる作品と出会...
      「たまらなくぞくぞくさせる。」
      ブクログを、何となく眺めていると、こんな風に全く知らないけど、ゾクッとして読んでみたい!と思わせる作品と出会えるから嬉しい。。。
      2013/01/16
  • 談話室の和風伝奇的な話教えてかなんかで登録してたのかな?たぶん。
    絵と話がきれいで読みやすかった。ただちょっとアクションシーンはなにがどうなってるかわかりにくかったです。同人誌だったらしいので充分ですけどね。進撃の巨人も最初の頃ほんまわからんかったし。(アニメスゲーてなった)

  • ものすごい発想力と構成力。

    同人誌で、デジタルで描いてるようで、絵が見難かったりもしますが、中身がすごい。

    帯で上橋さんが絶賛してるのに今気づきました。
    重厚な一冊。

  • 近未来、「汚い戦争」で汚れた地上に根強く残る、形を変えたヤマタノオロチ伝説。祭りでクシナダ姫を務めるはずの少女は、名を変え、なぜか鳶として働いていて――。
    ところどころわかりにくい部分もあったけど、読み直してほぼ解消。風の谷のナウシカを思い浮かべるとすんなり読めるかも。
    震災後だからか、よけいに身につまされる。つまりはそういうことだよね。創作上とはいえ(震災前に描かれたのだしこのマンガにまったく罪はないけど)、事実と重ねると本当にやりきれない。

  • 面白かった!
    白井弓子さん好きだなーと。

    話はすこし解りにくいので、
    一回目は流れを掴むためにざざっと。
    じっくり読むのは二回目からがお勧め。
    分からない単語も多いから、
    一回目から理解するのは難しいと思うんだ。

    有川浩さんが好きは結構好きなんじゃなかろうか。
    ストーリーは押さえてありながら、
    きちんと少女漫画してるっていうバランスが。
    あと、後日談はかかせないよね!

  • ヤマタノオロチやスサノオノミコトなど日本神話の要素と、汚い戦争と呼ばれる出来事と、フカシと呼ばれるその戦争の名残たち。大きな世界をとりこむすべてがひと組の男女の関係で帰結するという…壮大すぎて。でもなんか雰囲気すごいよかった。映画?っていう。

  • 世界観があって読み応えあった。
    アクションシーンが良く分からなかった。

  • 同人作品だったというのが、恐ろしや。
    汚染された未来、神話、そして、地に足のついた生活感。
    この生活感がすごいと思う。

  • 白井弓子さんは・・ 今月の14日に読んだ・・・「コミック星新一☆親しげな悪魔(2012)」に参加されてて、読んで興味を持った漫画家さんです。 今回は・・・ 『天顕祭 (2008)』を読んでみた。 やっぱ何といっても・・・職人さんは・・・かっこいいよなー。憧れる。

  • 現代から数百年後の日本を幻視させてくれ、そこで生きる人々が本当に活き活き描かれている傑作。作品に流れる重層化したタイムスケールと、メインキャラクターが鳶職ちゅう地に足ついた感が作品世界の強度を恐ろしいくらいの確固たるものに仕上げられていて、ドップリと話の中に浸かった。 この話のように、危険区域は不可侵かつ絶対的に神聖な区域として奉られるちゅうのは現実を冷静に捉えた作者の予測やろうけど、まず確実に迎えることになる未来やな。 ともあれ、現在日本に住む我々にとって、未来を想像させどうあるべきか考えるには良い一冊やわ。

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