旅名人ブックス85 チェコ歴史散歩 第5版 (旅名人ブックス 85)

著者 : 沖島博美

制作 : 旅名人編集室 

• 日経BPコンサルティング (2010年4月8日発売)

作品紹介・あらすじ

ボヘミアからモラヴィアまで。西ボヘミアのドイツ国境にある温泉町のカルロヴィ・ヴァリやマリアーンスケー・ラーズニェ、中世の面影を残す城塞都市のチェスキー・クロムロフやビール「バドワイザー」の語源となったチェスケー・ブジェヨヴィツェなどの南ボヘミア、宗教改革時にフス派の拠点となったターボル、世界遺産にもなった美しい街並みのテルチや世界遺産の庭があるクロムニェジーシュなどがあるラモヴィア地方…。チェコの田舎町は魅力に溢れている。

感想・レビュー・書評

[凪紗さんの感想 · 2018年2月22日]

旅名人ブックス４５が、元は「プラハ・チェコ　中世の面影を残す中欧の町々」という本でしたが、著者が取材を繰り返して改訂するうちにとても厚くなってしまったので、プラハだけになり、この８５に「チェコ歴史散歩」が分かれて出版されたそうです。

４５も読みましたが、どちらも写真が綺麗で、内容も大変濃く、面白いものです。

でもこの中で実際に多く訪問できるのは、長期滞在している人あるいは何度も行ける人でしょう。
普通の人にとってはほとんどが遠い世界のお話で、旅のガイドブックとして活用するには難しいでしょう。

自分も関心のあるところだけ、熟読しました。
そこは本当にありがたかったです。

著者プロフィール

旅行作家。ドイツ語圏を中心に取材を続け、その国や地域の歴史・文化・伝統を紹介し続けている。著書に『グリム童話で旅するドイツ・メルヘン街道』『プラハ迷宮の散歩道』『北ドイツ＝海の街の物語』など多数。

「2017年 『無形文化遺産　ウィーンのカフェハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」