消滅か復権か 瀬戸際の新潟県 12の課題

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  • 新潟日報事業社
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861323928

感想・レビュー・書評

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  • ここまで多様な切り口で都市の問題を語れるだけで凄いと思いつつ読んだ。最近目立たないが新潟市は過去水害が頻発していた点、温暖化により世紀末は鹿児島並みの気温になる点、車社会一辺倒であり国内でも二酸化炭素排出量の多い都市となっている点など印象的であり、ほどよく住みやすい地方都市といえども問題は様々あることがわかった。また、街づくりという点では長年ビジョンがない状況が続き、富山や金沢と比べても観光やコンパクトシティといった住環境改善の面でも課題があることがわかった。今後新潟市を含む新潟県のプレゼンスが低下することは避けられないが(低下しない地方など無いのかもしれないが)、海、山、川、島の揃った美しい街であることだけは変わらないので、変化に適応しつつ、粘り強く良い物をアピールしていくしかないのだろう。

  • タイトルに惹かれて購入(笑)この手の本は愛郷心というか、地元地元!な人が出してることが多いので、著者が新潟出身じゃないことがちょっと新鮮だった。今では解決してしまっている問題とかもあるけど、ここで言われている内容について県民に理解が広がればいいなと思った。

    *2011/5/29購入(2冊目)

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著者プロフィール

1962年生まれ。北海道出身。東京大学工学部卒。博士(学術)。自治省、香川県企画調整課長、三重県財政課長、東京大学教養学部客員助教授、新潟大学法学部教授・学部長を経て、現在は長野県立大学グローバルマネジメント学部教授。専門は行政学、地方自治、公共政策。著書には『暴走する地方自治』『地方都市の持続可能性』(どちらも、ちくま新書)、近著に『公立大学の過去・現在そして未来』(玉川大学出版部、2021年)など多数。

「2022年 『自治体と大学 少子化時代の生き残り策』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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