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- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861525056
感想・レビュー・書評
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空と海を等分するように水平線を上下中央に配置した構図で、時を超えて場所を越えて大判・モノクロで撮り続けた『海景』シリーズの写真集。階調の美しさによってひとつひとつの海の違いが読み取れる。導入部分には社会学者・見田宗介の寄稿。
『アートの起源』にて、「海景に興味を持ったのは、それが私の幼児期の記憶に繋がるからだ。思い出しうる最初の記憶、それが海景だった。」と語っていた。
定点観測的に同じ場所、同じ構図、違う時間で写真を撮り続けていたことがある。現代美術や社会学からの解釈は私にはできないけれど、「蓄積すること」に意味や価値が生まれてくることは理解できる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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