Over the Wind: 青春スポーツ小説アンソロジー

著者 :
  • ジャイブ
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861766466

感想・レビュー・書評

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  •  忘れてしまったけれどどこかですでに読んでいた作品が多かった。アンソロジーはあう作家さんを発掘できるので短編は好きではないが好きな作家さんがいると読んでしまう…

  • 【収録作品】「競馬場のメサイア」(競馬) 松樹剛史/「peacemaker サウンドオブサイレンス」(剣道) 小路幸也/「アップセット」(アメフト) 須藤靖貴/「内緒だよ」(バスケット) 川島誠/「見守ることしかできなくて」(フィギュアスケート) 誉田哲也/「ワンデイレース」(自転車) 川西蘭

  • 久々の青春小説!
    やっぱスポーツいいね!
    でも短編だから少し物足りない感じ。

    陸上、サッカー、自転車ロードレース、アイスホッケー、フィギュアスケート…を通して書かれた様々な作者による6編。

    個人的にバトンが切ない…
    でも甘酸っぱくて爽やか!

    ガラスの靴を脱いでのお姉ちゃんの台詞がすき。

    人を好きになるのはかんたんだけれど、その、好きという気持ちを持続させていく、というのか、好きな気持ちと一緒に成長していくのは、とってもむずかしいということ。気持ちってすごくたいせつなものよね。ごまかしがきかないのよ。

    結局スケートやめたのかな…?

  • 20100508読了

  • 2010/02/23-2010/02/25

  • なんと、川西蘭さんの「セカンドウィンド」のスピンオフ小説があるらしい!読むしかネーベ。


    ①『競馬場のメサイア』松樹剛史
    ②『Peacemakerサウンド・オブ・サイレンス』小路幸也
    ③『アップセット』須藤靖貴
    ④『内緒だよ』川島誠
    ⑤『見守ることしかできなくて』誉田哲也
    ⑥『ワンデイレース』川西蘭


    ④以外は、全てお気に入りです。
    中でも、⑥は『セカンドウィンド』の短編みたいなもので、
    懐かしのキャプテン・南雲真一が出てきて、
    他の部員も皆出てきたので、凄く懐かしかったし、嬉しかった。

    ⑤は、『武士道』シリーズで大好きな作家で、
    内容はフィギュアスケートだけど、やっぱり好きな作家なだけあり、
    書き方も凄く好きで、内容も凄く好きでした。
    ちょっぴり最後にビックリさせられたし、ちょっぴり悲しい、でも爽やかなお話でした。

    ③は、小学5年生と大学3年生のキャッチボールから始まるお話。
    5年生の方が、楡井さんや辻村さんの小説に出てくる男の子っぽい感じで、一気に好きになりました。二人の関係が凄く好きです。しかも、最後までそれを引きずらないところが、楡井さんや辻村さんとは違い、また良いところだな、と思います。

    ②は、また凄く好きなお話でした。
    主人公は放送部で、6歳上のお姉ちゃんがやっていたPeacemacerをやっている。運動部と文化部の対立的なものを抑える役?みたいな感じですが。
    そこで、様々な部活の取材をしている中で、剣道部で八百長の噂が流れ、剣道部の様子を気にし始める・・・。
    主人公が凄く良い子で、しかもお姉ちゃんは一度も出てこなかったけど、凄く個性的で素敵なお姉ちゃんみたいで、一気に気に入りました。
    これが、長編でやってくれたら面白いのになー。
    お姉ちゃんと、放送部顧問のコウモリ、なんかないのかな(笑)

    ①も良かった。④はちょっと残念。リョウさん、良い人だったのに、最後の終わり方に残念。

    ①②③⑤⑥の作者は皆他の本も読んでみたいと思いました。

  • スポーツに関わる6つの短編集。競馬、剣道、アメフト、バスケ、スケート、自転車。少ししんみりしたり、ほんのり心温まったりと楽しめたアンソロジーだった。個人的に好きなのがアイススケートの話かな…自転車の話は本編「セカンドウィンド」を是非読んでみたくなった。新規の作家さん発掘にやっぱりアンソロジーはいいなあ…

  • スポーツ青春もののアンソロ。小路さん目当てでしたが、なかなか良かったです。
    しかし小路さんの「ピースメーカー」はもしかしてシリーズになっているのかな。しまった。

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著者プロフィール

川島誠 東京都出身。京都大学文学部アメリカ文学科卒。「電話がなっている」でデビュー。子どもから大人への端境期にある少年少女の生と性を見つめ、鋭く描く才能をもつ。初めて思春期の少年の青春を書いた「800」は各誌で絶賛され、映画化された。著書に「ロッカーズ」「

「2005年 『夏のこどもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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