闇からの挑戦状 (カラフル文庫 く 1-11 帝都〈少年少女〉探偵団ノート)

著者 :
  • ジャイブ
3.60
  • (1)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861766688

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • “「ヒロシくん、解読してから、いってほしいね」
    「なんだと!」
    「しっ。ほかの乗客のみなさんに迷惑だ」
    涙香先生が、おぼっちゃまくんとヒロシを叱った。そして、おだやかな口調でいった。
    「しかし、不思議だ。アユミちゃんとアキラくんが日比谷公園で消えたと思ったら、上野駅でいきなり目の前にあらわれた。そして、半分消えた文字。どうなっているのか、さっぱりわからん」
    古暮警部もうなずく。
    「わかりませんな。まるで夢でも見ているようです」”

    そろそろ相手の核心に近づく?

    “「『おまえたちがかわいがっている犬はあずかった』……」
    涙香先生がさけぶ。
    「クロを、どこに連れていったのだ!」
    「『パラレル世界だよ』……」
    「返せ!クロを返せ!」
    「『かわいければ、助けにくるんだな』……」
    「いったい、どうやって」
    「『さあな。これまで、おまえたちには、さんざん苦しめられたからな。これからは、おまえたちが苦しむ番だ』……」
    その言葉とともに、紫色の靄も、頭上の黒雲も、消え去った。”

  • 前回読んだ巻からあまりにも時間をおきすぎて、登場人物がわからなくなってしまいました^^;
    物語の結末はいったいどうなるんでしょうか。
    気になります。

  • お久しぶりの探偵団でございます。
    なんや「パラレル!」と交差するらしく…。
    読んでへんがな〜!読みます!
    「名探偵夏目漱石の事件簿」とも若干交差しています。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1960年福岡県生まれ。1982年日本大学法学部卒業後、出版社に勤務。歴史雑誌編集者を経て、現在作家。『名探偵夏目漱石の事件簿』(廣済堂出版)で第8回日本文芸家クラブ大賞受賞。主な著書に『 選書775 日本史・世界史 同時代比較年表 そのとき地球の裏側で』(2005、朝日新聞社)『選書 水戸黄門は旅嫌いだった!?』(2006、朝日新聞社)『真説の日本史365日事典』(新書、2004、文藝春秋)『1日1時間 1週間でわかる図解日本史』(2005、二見書房)『1日1時間 1週間でわかる図解世界史』(2000、二見書房)『信玄と勘助111の謎』(文庫、2006、成美堂出版)『石原莞爾—「満洲国」建国を演出した陸軍参謀』(文庫、2002、PHP研究所)『実朝を殺した男—『吾妻鏡』殺人事件』(2004、有楽出版社発行・実業之日本社発売)『坊っちゃんは名探偵!—夏目少年とタイムスリップ探偵団』(青い鳥文庫、2001、講談社)『お宝探偵団とわがままミカド』(2004、学習研究社)『吸血鬼あらわる!—帝都〈少年少女〉探偵団ノート』(2005、ジャイブ)ほかがある。

「2007年 『日本史人物「第二の人生」発見読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

楠木誠一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×