空海

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861820595

感想・レビュー・書評

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  • 前半は仏教の専門的な言葉などが出てきて、難しく感じました。唐に行ったところからグッと勢いがついた気がします。
    空海の人間的な、自分の思いのままに生きている様を見ているようでした。
    読んでいる間、仏教の修行というのは、何のためにするものなのか、自分の為だけのものではないのか、よく分からなくなりました。人々を救うために修行をし、年老いて死んでしまっては、何もならないのではないかと、疑問に思いました。
    その時代での、仏教の有り様が知りたいと思いました。

  • 空海の生涯を小説風にわかりやすく書かれています。奈良仏教、真言密教、山岳修行など、当時の日本の様子がよくわかり、大変勉強になりました。

  • 3.4。空海さん初心者向け。でないかな。小説だからたっぷり史実に無い空想含んでいるけど。話というより、思いがけず今まで自分が読んできた小説の登場人物や気になった事が次々出てくるのが驚き&楽しかった。阿弖流為とか母礼とか高岳親王とか丹生都比売とかヨガとか。まあ小説だから実際会ってはなくとも因果が分かるのも面白い。

  • 空海の一生とともに仏教についても教えてくれる.

著者プロフィール

(みた・まさひろ)小説家、武蔵野大学名誉教授。1948年生まれ。1977年、「僕って何」で芥川賞受賞。主な作品に、『いちご同盟』、『釈迦と維摩 小説維摩経』『桓武天皇 平安の覇王』、『空海』、『日蓮』、『[新釈]罪と罰 スヴィドリガイロフの死』、『[新釈]白痴 書かれざる物語』、『[新釈]悪霊 神の姿をした人』、『親鸞』、『尼将軍』、『天海』などがある。日本文藝家協会副理事長、日本文藝著作権センター事務局長も務める。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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